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そんなこんなで、色々ありつつ無事に？終わった奥多摩訓練。
帰ってくると、病気がちだった館長がとうとう倒れたらしく、気の弱そ〜うな館長代理が着任していた。
久しぶりの自室では、広瀬にお土産を催促されたけど、
そんなもんあるかいっ！
建物3つしかなかったわ！
「え〜っ、じゃあ、小牧二正となんか進展は？」
「えっ、こ、小牧教官？なんで？」
「あ〜その反応はっ！何があった？！！吐けっ！」
迂闊にも挙動不審になってしまい、洗いざらい吐かされた。
「へ〜ぇ？お姫様抱っこからの添い寝かぁ。
小牧二正、やるなぁ」
「ひ、広瀬っ！言い方！」
「えぇ〜、でも実際、そうじゃん？？」
意識してなかった、いや、意識しないようにしてたけど、はたから見たらそういう状況だったんだよなぁ...
「それに、深瀬。そのベッド脇に掛かってる、明らかに男物のシャツどうすんの？
アイロンかけたっきり掛けっぱなしじゃん」
うっ。ばれてたか。
笠原を庇って腕を切られたときに、小牧教官に貸してもらったシャツ。
あの時のお礼と一緒に返そうと思ってるんだけど、タスク事務所で返すのはなんか揶揄われそうでやだし、課業外で教官に会うときは大体シャツ持ってない時なんだよね...。
「明日から毎日持ち歩けば？いつか会えるっしょ。てか、1週間以内に返してなかったら、あたしが返す！」
「ううっ、広瀬ぇ...」
「まあ、頑張れ？あたしも頑張ってるからさぁ」
確か、広瀬には業務部に好きな先輩がいるんだったっけ。
まあ、その先輩は柴崎の事が好きなんだけどね。
「よしっ、2日後からはずっと書庫業務だから、その時に返す！」
「2日後とか言わずに、今メールして呼び出しちゃいなさいよ」
「そっ、そんな事できないよっ！上官だし、疲れてるだろうし...もしかしたら寝てるかもしれないし！」
「小牧二正、深瀬からのメールならすごい喜ぶと思うけど？」
「そんな事ないって！もう！私寝るから！」
広瀬のからかいから逃げる為の建前だったけど、一応それを尊重してくれるようで。
私がベッドに入るのを見届けて、広瀬はテレビのボリュームを落としてくれた。
あれ、私。何を意固地になってたんだろう。
小牧教官との仲をからかわれたからって、ただ笑って流せばいいのに。
...なんか、教官の事意識してるみたいじゃない。
自分で思いついてしまったその考えに動揺して、疲れているはずなのになかなか寝つけなかった。
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るり(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます！！ご期待に添えるように頑張ります！ (2017年5月13日 5時) (
レス) id: f6d4dd4d44 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - この作品、すごく好きでいつも読ませていただいてます！頑張ってください！ (2017年5月11日 20時) (レス) id: 021a2c26af (このIDを非表示/違反報告)
無名 - こんにちは、堂上教官ファンです。作品すごくおもしろうです。 (2017年3月29日 15時) (レス) id: 30bcd37fb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るり | 作成日時：2017年3月4日 20時
