明日へー君が消えるその前にー

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次の朝、私は人で混んでいる街の中を歩く


やっぱり日曜日はいつもより人が多いな……


私は電気屋さんの角を曲がる


その時、誰かとぶつかってしまった


「痛っ」


その子は小学生高学年くらい


私よりもうーんと小さい女の子は少しよろめくと顔を上げる


「わっ、ごめんね！」


私はすぐに謝る


その子は会釈だけすると私の横を通り過ぎていった


……大丈夫かな


怪我、してない？


言いたかったけど、行ってしまったので言えなかった


その子の後ろ姿を見送り、私は歩きだした


今日は小学校の先生達とランチの約束をしている


クラスごとの情報交換だ


月に一回ある


私の担当している一年生


その子達について話す


約束のお店に行くと重いガラス戸を開ける


一番奥の席にはすでに5、6人の先生が集まっていた


私は急いで開いている席に座る


「遅れてごめんなさい！」


すると三年生担当の鷲尾先生が優しく微笑む


「全然気にしなくていいわ。まだ全員集まっていらっしゃらないもの。」


いつものメンツで10人の先生がくる予定


でも、まだ全員は来ていなかった


私は上着とバッグを空いているもう一つの椅子におく


しばらく他愛もない会話をしていると、やがて全員が揃った__________

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