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「どうして、挙げたくないんですか…?」
すると、瑠華さんは目を伏せた
「……あたしには妹がいるの。彩と同じ歳だよ。今は警察の仕事をしてる。あたしよりもずっと、頼もしくて、凛々しくて、かっこよくて、強くて……いつも、家の中では一目置かれている存在だった。そんな妹と今、絶交してるの。こんな事になったのは……」
そこまで言って口を閉じた
私は瑠華さんをじっと見つめる
やがて、瑠華さんは口を開いた
「……裕樹を……裕樹の事を…妹が、好きになっちゃって…」
え…?
「裕樹、かっこよくて、優しいから…仕方ないって思ってたけど……」
瑠華さんの目に涙が滲んだ
「ある日、あたしは裕樹を家に置いてコンビニまで買い物に行ったの。たった10分の間だったわ。その間に…妹が…」
瑠華さんの目から、涙が1筋流れた
「裕樹に…_________」
私は、その後も続く瑠華さんの真剣に話を聴いた
すごく、残酷で……
「____________……だから、妹から絶交宣言を受けた。そのせいで、家の空気ががらっと変わった。もう、あの頃には戻れないよ……それに、あたしが結婚式を挙げたくないのは、親族席に妹が来てないのが……悲しいから……」
瑠華さん……
私は、涙を必死で拭っている瑠華さんを真っ直ぐに見た
瑠華さんに、そんな事があったなんて……
私、全然知らなかった
いつも、強い瑠華さんなのに…
別人みたいに
何度も、頬に涙がつたっていた_______,
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きらら(プロフ) - 白羽月さん» ありがとうございます! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)
白羽月(プロフ) - きららさん» ファイトです! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 8fdccc0f2e (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 白羽月さん» はい!ここ三日間、ハイスピードで更新して(るつもり)まっす! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)
白羽月(プロフ) - どんどん話に引き込まれます!面白いですね!私こういう事件系かけないから羨ましい...更新頑張ってくださいね! (2018年5月9日 6時) (レス) id: 8fdccc0f2e (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - ユリナさん» 新作☆っていっても結構前のだけどね(笑)更新がんばるぞー!ここ三日間、いつもよりスピード速く更新できてる☆ (2018年5月7日 21時) (レス) id: 482c54d942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きらら | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7fec2ef6271/
作成日時:2018年3月14日 20時