明日へー君が消えるその前にー

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「やっぱ上杉を連れてきたの、失敗だったかな」


駅の改札で皆と分かれて私は若武と黒木君と並んで歩く


「上杉だとつい喧嘩腰になっちまうしな。この前決めたように俺ら3人+小塚で来ればよかった」


……いや、上杉君のせいじゃない


私が喧嘩腰になったの


言いたかったけど、この空気の中言えなかった


事件がない以上、人が危ない目に遭わないようにするのもkzの活動の一つだ


それなのに、私は……


急に悲しくなってきた


何故あんなことを言ってしまったのだろう


何故あんな態度をとってしまったのだろう


初めてあった人に


数分しかたってなかったのに


由真ちゃんの気持ち、わかってなかった


なのに……


気持ちがどんどん下がっていく


ダメだ、これじゃ、どんどんネガティブになってしまう


その様子を見た若武達が口を開く


「なーに、落ち込んでんだよっ！」


「アーヤ、また次があるんだし気にしなくていいよ」


ふたりとも……


嬉しくて、胸がいっぱいになった___________

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