light9 ページ10
「本当にありがとう。」
その後、救急車は到着し、皆病院へ運ばれた
「いえ、私は特に何も。」
俺と女子高生は完全に遅刻する羽目に
「家の方や学校には電話したの？今頃、心配してるよ。」
もう昼になる
俺達は事情聴取や何やらで、色々と時間がかかったのだ
まあ、そのおかげで人の命を助けられたんだけど
「別に、私を心配する人なんていません。」
何処か意味ありげな口調で彼女は言った
「そんなことないよ。」
そう言っているうちに、ふと思い出す
昔の自分を
「……ふ、本当にそんなこと思ってるんですか？」
突然、彼女は俺の目を睨んだ
鋭く尖った眼差しで
「同情してるんでしょう？この"目"も。」
そんなことはなかった
「違う。同情とかじゃない。ただ、俺も昔、そのことで悩んだから。だから、昔の自分を見てるみたいで……」
大げさなのはわかってる
でも、俺も確かにあの頃は、沢山悩んだから
「君の"目"は、きっといつか治るよ。」
俺が出会った彼女は
目が不自由な、孤独な女子高校生だった
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きらら(プロフ) - 小町さん» ありがとうございます！数年前から…！それはすごく光栄です！！出来るだけ毎日投稿頑張りますね！これからもよろしくお願いします。 (2021年8月11日 9時) (
レス) id: 44600722bc (このIDを非表示/違反報告)
小町(プロフ) - コメント失礼します。数年前からきららさんの作品を読ませて頂いていました。帰ってきてくださって、とても嬉しいです！無理せずに更新頑張ってください！ (2021年8月10日 13時) (レス) id: a89f3eeedf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7fec2ef6271/
作成日時：2018年5月15日 22時
