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糸師家の子育て日記。 ページ30

あれから数年が経ち、子どもたちは少しずつ成長していた。

Aは凛香と一緒にサッカーボールで遊んでいたのだが……

「……」

「!あら遥斗。どうしたの?」

急にAの腰に無言で抱きついてきた遥斗の頭を撫で、問いかける。

「……」

「凛香、少し休憩にしようか。その間、遥斗は私とお散歩ね。」

「ええ〜!!遥斗だけずるい!!ママ、凛香も〜!」

「ほんの少しだけだから、ね?戻ってきたら、うんと遊ぼう。いい子に待っていられる?」

「……本当にちょっとだけだからね!」

「うん。約束。」

***
「今は私だけよ。遥斗、何があったの?黙ってたら、分からないわよ?」

手を繋ぎながら、Aはかわいい息子の遥斗に問いかける。

「……もう僕、サッカーやりたくない……」

「!あら、どうして?」

「……サッカーは楽しい……僕も大好き……けど、パパの練習、本当に厳しいんだ。パパに褒められるサッカーができないんだもん……」

そう落ち込む遥斗に、Aはクスッと笑った。

いかにも冴らしいわね。

「じゃあこうしましょう。遥斗が大きくなるまで、私がサッカーを教えてあげる。パパは天才ミッドフィルダーだけど、私も世界で活躍する立派なサッカー選手なんだから。」

***
「そういうことで、私が暫く遥斗のサッカーを教えることにしたから。」

「……」

楽しそうに子どもたちにサッカーを教えているA、そして自分が教えたときよりも出来が良い遥斗に冴は複雑な表情を浮かべていた。

すると冴は……

「凛香、リフティングの練習だ。パパが見てやる。」

「いやー!!パパやー!!ママがいいー!!ママぁ〜!!」

「遥斗取られたからって凛香に教えないの!パパの出番は2人がおおきくなってからでしょ、もうっ。」

糸師家は今日も賑やか。→←ようやく出会えた、子どもたち。



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桜花(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます♡この作品もお気に入りなので続きをお楽しみに! (2023年2月3日 19時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 冴が本当に好きなので、嬉しかったです\(//∇//)\続きが楽しみです! (2023年2月3日 16時) (レス) @page16 id: 94c427d0c3 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - らむねさん» コメントありがとうございます!こちらの作品も無理せず自分の納得が行くように頑張ります! (2023年1月1日 20時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 凛君の作品の方から来ました!!糸師兄弟結構好きなので嬉しいです!無理せずに自分のペースでいいので頑張ってください!! (2023年1月1日 14時) (レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜花 | 作成日時:2022年12月31日 21時

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