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第六十六話 ページ20

Aは河田兄弟がやっているラーメン屋、双悪に来ていた。

「七海ちゃん、それすっごい辛いけどよく食べれるね……」

「だってこれが美味しんだもん。アングリーもおいしいけどね。」

「私は絶対アングリーかなぁ……辛いの苦手だから。」

「Aちゃんは今お仕事順調なの?」

「うん、順調だよ〜。夢と並行させながら頑張ってる。」

「そっか、良かった。」

「ソウヤ君たちのお店もすごい人気だよね。美味しいからもっと食べたいけど太りたくないからたまにしか来れないけど。」

「そう言ってもらえると嬉しい。」

「いやマジ上手いよな!もっと食べたい……」

「七海ちゃんはモデルさんだから体型管理大変だもんね……」

「ほんとそれー好きなもんくらい食わせろー!」

Aとソウヤの仲は相変わらず良かった。

けど竜胆はその仲の良さがどうも面白くないようで……

「……」

Aが今日双悪に行くと聞いて、影からこっそり見ていた。

「行かねぇの?」

「兄貴……!…別に、アイツのことは嫌いだけどAの数少ねぇダチだからな……。別に何も言わねぇよ。」

「ホントは妬いてるくせに〜?」

「るせ!!」

偽りの箱庭。→←第六十五話



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作者名:桜花 | 作成日時:2022年10月16日 19時

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