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日も落ちてきて、そろそろ本日の練習の終わりが見えてくる時間。


現在の音駒(うち)の相手は、木兎さん率いる梟谷。

黒尾さんは木兎さん相手にも何度かブロックポイントを決めていて、……やっぱりかっこいいなぁ、と強く思う。

木兎さんのスパイクはもちろん最高にかっこよくて綺麗だけど、黒尾さんのブロックだっていつもとってもかっこいいのだ。

でも黒尾さんはチームメイトで仲間だから、"ファン"というのは少し違う。

……どう言ったら、彼にこの気持ちが正しく伝わるんだろう。

あの1件以来黒尾さんとは少しだけ気まずくて、……私は皆の試合を見守りながら、ずっと自分の気持ちを伝える言葉を探していた。



隣のコートでは烏野と生川の試合が終わって、今回もセットを取られた烏野がフライングを始める。

私はその様子を横目に、自コートの夜久さんが綺麗に上げたAパスをスコアノートに記入。

しっかり研磨さんの手に吸い込まれたボールは、ふわりと高いトスに変わった。

キュ、シューズが床を擦る音が響いて、大きな体が高く跳ぶ。

そのまま梟谷コートに、強いスパイクが決まった。


点を決めた彼──……リエーフくんが、ぱああっと顔を明るくさせる。


「よっしゃあ!研磨さんナイストスっす!」


──実はインターハイ予選で負けてすぐ、音駒(うち)のスタメンには少しだけ変化があった。


犬岡くんがベンチに下げられて、代わりにリエーフくんが入ったのだ。

最初はボロボロすぎて見ていられなかったリエーフくんのスパイクだけど、今は研磨さんの技術もあっていいかんじにハマっている。

……あ、もちろんリエーフくんの上達もあるんだけどね。


たぶん、私がインハイで負けたとき思ったように、猫又監督も今のままでは勝てないと考えたのだと思う。


少しでも"勝ち"を掴み取るために、私たちは変わることを選んだ。



綺麗に決まったリエーフくんのスパイクをノートに書き込んで、すぐに顔を上げる。

バレーの試合はあっという間に進んでしまうから、油断は禁物だ。


次は、最近ジャンサーを練習している猛虎さんのサーブ。

彼のサーブ記録は別ページに専用で作っているから、急いでページを捲って──……。



「……おぉ!まだやってんじゃん!」


──ガコン、ガラガラガラ。

突然体育館に響いた、扉の開く重たい音と、知らない女の人の声。


私は思わず手を止めて、入口扉の方へ顔を向けた。



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設定タグ:ハイキュー!! , 黒尾鉄朗   
作品ジャンル:恋愛
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暁☆(プロフ) - 黒尾ファンさん» ありがとうございます、頑張ります🙇‍♀️ (4月15日 8時) (レス) id: f3c28010ce (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - お手伝いは、聞いてない〜⁉ヤバこれは、現実でもキュンってするところ。うわぁもうヤバいしか言えないこれからも頑張ってください (4月13日 7時) (レス) @page25 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
暁☆(プロフ) - yuuuさん» コメントありがとうございます!とっても嬉しいです🥰 (4月11日 23時) (レス) id: f35ddf974d (このIDを非表示/違反報告)
暁☆(プロフ) - 黒尾ファンさん» 嬉しいコメントありがとうございます!頑張りますね💪 (4月11日 23時) (レス) id: f35ddf974d (このIDを非表示/違反報告)
yuuu(プロフ) - ドキドキ、きゅんきゅんでした💖だいすきです♡ (4月11日 19時) (レス) @page24 id: 6410d877bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁☆ | 作成日時:2024年3月20日 1時

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