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「くーろーおー!ブロックいねえとつまんない!ブロック跳んで!」

「リエーフ見てるから無理って何回言ったらわかるわけ?」

「木兎さん!俺がブロック跳びますよ!」

「おまえはレシーブだっつってんだろうが!」


ぎゃあぎゃあ、体育館に飛び交う3人分の元気な声。

1日中練習試合とペナルティで体を動かしていたというのに、……男子高校生の体力恐るべし。



──第3体育館に到着して、すぐに始まった4人の自主練習。


最初のうちは良かったんだけど、7本目のスパイクを打ったところで、木兎さんが駄々をこね始めたのだ。

レシーブ練が嫌いなリエーフくんも隙あらば逃げ出そうとするし、……とにかく黒尾さんが大変そう。


ちなみに赤葦さんは、我関せずといった顔でドリンクに手を伸ばしている。

いつもは赤葦さんが木兎さんの面倒を見ている印象だけど、……黒尾さんがいるからかな。

黒尾さん、面倒み良いもんね。

木兎さんとの付き合いも3年目なんだろうし、赤葦さん以上に木兎さんの扱いに慣れているのかもしれない。



そんな中私は、壁際に座って記録を取りながら、静かに彼らの様子を見守っていた。


なぜなら私は新入り1年マネージャーなので。

いくら黒尾さんが大変そうでも、何もしてあげられないというのが現実なのです。頑張れ黒尾さん……。


ちなみに私が取っているのはもちろん、リエーフくんのレシーブ記録だ。

今は床で伸びながらブロックやりたいと抗議している彼だけど、レシーブもだいぶ上達してきている。

やっぱりスタメンに入ったことが大きいのかな。モチベアップ、みたいなかんじで。




「……あー。ちょっとそこの……烏野の、眼鏡の!」


ノートをじっくり見返しながら考えていたところで、不意に黒尾さんの大きな声が聞こえてきた。

そっと顔を上げると、いつの間にか黒尾さんと木兎さんが扉の前に移動している。

2人の体は外に向いていて、……誰かが通りかかったのだろうか。


烏野の眼鏡って……月島くんのことかな。

黒尾さん、仁花ちゃんのことは知ってたからみんなの名前を覚えてるのかと思ってたけど、そうでも無いみたい。


「ちょっとブロック跳んでくんない?」


どうして月島くんを呼んでるんだろう、と思っていると、黒尾さんがそんなふうに言うのが聞こえてきた。


……なるほど。

自分はブロックに跳べないから、代わりに月島くんにやってもらって木兎さんの機嫌をとろうという作戦か。


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設定タグ:ハイキュー!! , 黒尾鉄朗   
作品ジャンル:恋愛
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暁☆(プロフ) - 黒尾ファンさん» ありがとうございます、頑張ります🙇‍♀️ (4月15日 8時) (レス) id: f3c28010ce (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - お手伝いは、聞いてない〜⁉ヤバこれは、現実でもキュンってするところ。うわぁもうヤバいしか言えないこれからも頑張ってください (4月13日 7時) (レス) @page25 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
暁☆(プロフ) - yuuuさん» コメントありがとうございます!とっても嬉しいです🥰 (4月11日 23時) (レス) id: f35ddf974d (このIDを非表示/違反報告)
暁☆(プロフ) - 黒尾ファンさん» 嬉しいコメントありがとうございます!頑張りますね💪 (4月11日 23時) (レス) id: f35ddf974d (このIDを非表示/違反報告)
yuuu(プロフ) - ドキドキ、きゅんきゅんでした💖だいすきです♡ (4月11日 19時) (レス) @page24 id: 6410d877bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁☆ | 作成日時:2024年3月20日 1時

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