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「あっ黒尾ー！」
寝泊まりする部屋に荷物を置いてから、すぐに向かった体育館。
シューズに履き替えていたところで憧れの人の声がして、私は思わず息を呑んだ。
「おー木兎。ちょい久しぶりだな」
「おう、久しぶり！」
こちらに駆け寄ってきたのか、すぐそこで聞こえるその人の声。
恐る恐る顔を上げると、本当にすぐそこ、──私の正面に立つ黒尾さんの前に、憧れの人──……木兎さんが立っていた。
「1年いっぱい増えてるじゃん！早く試合しようぜ！」
「ウン。
……えっ、黒尾さんと木兎さんって、そんな仲なの……！？
慣れたように親しげな会話を繰り広げる目の前の2人に、こっそりと慄く私。
黒尾さんが木兎さんに向ける表情は、普段夜久さんや海さんに向けているものとよく似ていて、……仲の良い、同級生にだけ見せる表情だ。
──自分の憧れの人と好きな人が、楽しそうに会話をしている。
何だか不思議な感覚になりながら、私はぼんやりと2人の様子を見守った。
……と、不意に木兎さんの瞳がこちらに向いて、パチリ、1回瞬く。
こんなに近い距離で見る彼の瞳は初めてで、高揚で胸が高鳴った。
「おお！？音駒に女の子がいる！なに、マネージャー！？」
月バリの写真通りの綺麗な
ハッとした私は、慌ててぺこりと頭を下げた。
「1年の双葉Aです！4月からマネージャーやらせていただいてます！」
よろしくお願いします！と元気に挨拶をすると、「挨拶に気合い入りすぎじゃね？」と黒尾さんの呆れたような声が横から入ってくる。
──そりゃそうだ。気合いも入るに決まってる。
だって私はずっと、木兎さんの。
「俺は木兎光太郎！合宿とかわかんないこといっぱいだろうから、遠慮なく
ニカッと太陽みたいな笑みを浮かべる木兎さんに、私はギュッと両手を握りしめた。
ありがとうございますと返してから、緊張で震える声を絞り出す。
「あの、私、木兎さんのファンなんです……！！」
──あのとき高校1年生だった木兎さんのスパイクを見てから、今まで、ずっと。
「ファン！？！？」
「はあ！？」
私のカミングアウトに、木兎さんと黒尾さんが揃って大きな声をあげた。
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暁☆(プロフ) - 黒尾ファンさん» ありがとうございます、頑張ります🙇♀️ (4月15日 8時) (
レス) id: f3c28010ce (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - お手伝いは、聞いてない〜⁉ヤバこれは、現実でもキュンってするところ。うわぁもうヤバいしか言えないこれからも頑張ってください (4月13日 7時) (レス) @page25 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
暁☆(プロフ) - yuuuさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです🥰 (4月11日 23時) (レス) id: f35ddf974d (このIDを非表示/違反報告)
暁☆(プロフ) - 黒尾ファンさん» 嬉しいコメントありがとうございます！頑張りますね💪 (4月11日 23時) (レス) id: f35ddf974d (このIDを非表示/違反報告)
yuuu(プロフ) - ドキドキ、きゅんきゅんでした💖だいすきです♡ (4月11日 19時) (レス) @page24 id: 6410d877bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁☆ | 作成日時：2024年3月20日 1時
