碧棺左馬刻に愛され過ぎているようです。

1 ページ2

「今日は合歓ちゃんとおっ出掛けー♪」
はい。今日は彼氏が仕事なので妹ちゃんである合歓ちゃんとお出かけなのです。


「あ！！おねーさんだ！こんにちは！今日はいっぱい遊びましょう！」
にぱーっと可愛らしい笑みを浮かべている。

「そうだね！いっぱい遊ぼう！どこいく？」

「新しくできたカフェがあるのをご存じですか？そこのケーキと紅茶が美味しいんですって！！行ってみましょう！おねーさんは甘いもの大丈夫ですか？」

「うん。大丈夫！行こうか！！」




「ここ？」

「そうです！！友達も美味しいって言ってたので確実だと思います！さ、入りましょう！」

「可愛いね。ここ。メニューも美味しそう。」
写真つきで分かりやすく、どれがいいか迷ってしまう。


「そうなんです！ずっと行きたかったんですけど、お兄ちゃんはこういうところ好まないし、友達はバイトでいそがしいみたいで･････だから、おねーさんと一緒に行けてよかったです！」
可愛らしい笑みを浮かべている合歓ちゃんを見て、今日は行ってよかったと思う。

「左馬刻は行かないだろうね。こういうところ」

「美味しいですねー！このケーキ！クリームが甘いんですけど、全然甘ったるくなくて、木苺の甘酸っぱさが引き立ってますよね！」

「うんうん！」

そして、私は、知らない。

合歓ちゃんのお兄さんとどこまでいったかをキラキラした目で合歓ちゃんに質問攻めにされることを。

2→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す