検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:32,424 hit

4 ページ5

「ただいま。兄ちゃん」

「お、おかえり。二郎。今日は遅かったな」

「ちょっと、勉強教えてもらってた。」

「え。二郎その(のーみそ)で教えてもらって理解できたのか?」
心底驚いたというような顔をする三郎に対し、二郎は

「お前な、兄にたいして失礼すぎるぞ」

「そんな顔してると好きなこに怖がられるぞ、二郎。」

「はぁ!?な、何で知って・・・!?」
二郎が顔を真っ赤に染めている。
一方三郎は無表情である。

「お前と一緒に女の子が歩いてるの見かけただけ。お前にあんなかわいい人はもったいない。」
見られていたのかよ。


「お、二郎が女の子と?青春してんな。で、その子に勉強を教えてもらってるのか?」

「う、うん。そのおかげで赤点はなくなったよ。」

「そうか、ならその子にお礼しないとな!!今度家に連れてこい!」

「え!?どうだろ。来てくれるかな?Aさんは忙しいこだし」

「二郎、お前本当にその子が好きなんだな」

「う、兄ちゃん!!そうなんだけどさぁ」

「告白はしないのか?」

「ええ!?」


「一兄。よく考えてください。この童貞でしかも女の子と話すだけで緊張する二郎が告白なんてできると思います?」

「おい、三郎!!こ、告白ぐらいできるっつーの!!」

「どうだか。童貞で女の人に何を話せばわからない二郎が告白なんて出来るわけない」

「うっ。うっせーな!!そ、それぐらい・・・・」

「出来るのか?それで?」

さくちゅ
この作品の感想もお聞かせいただけたら幸いです。

この小説の続きへ→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (123 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
337人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:嘉村田昴 | 作者ホームページ:http://uranai /tennnenn chanto tun kunn  
作成日時:2019年4月14日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。