山田二郎に愛され過ぎているようです。 (ページ2)

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俺は山田二郎。

高校２年だ。

「おはよう！二郎！！」

「お、はよー。はえーな」

「人のこと言えねーぞ！！どうせ、琴倉さんをはやくみたいから早く来てるんだろ！？」

「おい、声でけーよ！！」
そう。琴倉A。
美人だが、それをはなにかけることなく、笑顔でみんなに接しているようないい子だ。

この琴倉さんに俺は惚れている。彼女は成績優秀だが、運動だけはできない。だが、水泳は得意というのは誰かは忘れたが聞いたことがある。

そこがまたかわいいところだ。

なんと、琴倉さんは隣の席だ。幸運なのか、不運なのか。

「山田くん。おはよう」
来た。
やっぱりかわいいよな。

「あ、あぁ。はよ。」
おい。俺のバカ。

ちゃんと挨拶しろ、もう少し余裕をもて！！

何でそんな無愛想な返ししか出来ねーんだよ！！

「授業寝ちゃダメだよ」
俺はよく居眠りしている。それもあるが、元々勉強は出来るわけではないから尚更聞く気がおきない。

そして、赤点をとって三郎にバカにされる。これがお約束と化している。

こんな俺でも琴倉さんはたまに勉強を教えてくれる。

「あ、始業ベルがそろそろ鳴っちゃう。山田くん、本当に寝ちゃダメだよ」

琴倉さんは言い方もかわいい。

美人だからモテるのは当たり前。

俺も女子から弁当もらったりするけど、そこまでの気持ちは女子たちにはないだろう。

でも、琴倉さんは何回か告白されてるところを目撃した。だけど、頭を下げていたからふったんだろうが。

俺からしたら不思議で仕方なかった。そいつはバスケ部のエース。兄ちゃんほどではないが、性格はいい。

好きなやつでもいんのか？