主、結納カッコ仮しない？

雷乃さんリク 鯰尾藤四郎 ページ5

「ねえ、主？これ、なーに？」
鯰尾の手に持っているものは政府からの文だ。

「俺というものがありながら浮気ですか？」
そう。鯰尾の発言でわかったであろう。

私たちは恋仲だ。

それを知ってか否か、政府が結納を結べといってきた。

それを鯰尾は勘違いして浮気だって言ってくる。

いや、待って！！それ誤解！！

うわ、待って。だんだん鯰尾の目が据わってきてる。

私の貞操の危機かもしれない。

「ねえ、俺じゃ足りなかった？体の相性はいいと思うんですけど」
とんでもない爆弾落としてきた。

「だ、だから違うってば！！」

「何が違うんです？」

「だから、この結納カッコ仮なんだけど、相手は、鯰尾(あなた)がいいの」

「え、そうだったんですか。俺と、夫婦に････？」

「そうだよ････って、きゃっ！！」
腕を捕まれて、鯰尾の胸に引き寄せられた。

「なら、心置きなくあなたに触れることができるんですね」
嬉しそうに、頬を緩ませる鯰尾。

「いや、心置きなくじゃないよね。現在進行形で私に触れてるよね？」

「子供は何人がいいですかね？」

「うぉい！！考えてることがはやいよ！！」

「やっぱり、主に似たかわいい女の子がほしいよな〜！あ、やっぱり男の子でもいい！」

「わ、私は鯰尾に似た子が欲しいかな」

「それじゃ、今日の夜からつくらないとね」

「えぇ！？」

「大丈夫です。優しくしますよ」


脇差とは思えないほどの色気を出しながら私に迫る鯰尾。

「え、ちょっ････」

その後、審神者は鯰尾においしくたべられました。




鯰尾藤四郎(終)

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