刀剣男士キス魔につき。

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一期一振。
粟田口派の太刀。

粟田口の刀たちの長男。


優しく、強い。


そして、とてつもなく礼儀が正しい。


美しいその容姿は王子さまみたいである。





そう。



みたいであるが。





「おはようございます。主殿」
着替えているかもしれないのにしれっと部屋にはいってくる一期。

「ねえ、一期。おはようございますって言いながら戸を開けるな。着替えてたらどうすんの？」


「お手伝いしますよ？」。

「お巡りさーん。こいつでーす」←





「ああ、見たかったですよ。あなたの白い綺麗な肌を」


「変態かお前は」


「そして、その肌に私のしるしをつけたいです」

「わぁ、すげえ危険なやつだった」←

「主殿･･････」

「え、ちょっと。一期さん？何で近付いて来るのかな？何でニコニコしてるのかな？」

にこにこと笑顔でじりじりとにじりよってくる。

お前、本当にどうした。

「主殿････あなたに触れたいですよろしいでしょうか？」


「え？･･････ちょっと････やめっ！んんっ！」

「主殿････もっと････」
ちゅ、ちゅ、っと音をたてながら啄むように口付けてくる。


「んん････」
するすると着物の帯をとっていく一期。



って、ちょっと！？

「ちょっと、一期！？やめっ！」


「･･････｣


鎖骨辺りにちゅ、っと口付けられた。一瞬チクリとした痛みが私の体にはしった。

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