刀剣男士キス魔につき。

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「堀川君？････････んんっ」


「はっ、･･･････ん････｣


堀川君らしい、やさしくて、包み込むようなキス。不覚にも、心地いいって思ってしまった。





「堀川君･･･････！！」


「主さんの唇、やわらかくて、癖になりそうです」

「っ！！////｣


「あぁ、もっとみたいです。あなたのその顔」
するりと私の頬をなでる。


ヤバイ。堀川君のなかの何かのスイッチを押してしまったようだ。


「僕は兼さんの相棒にして助手ですが、兼さんも大切です。だけど、兼さんよりも大切だって思いました。僕じゃああなたに釣り合わないかもしれない。だけど、もう、あなたに対しての気持ちを押さえるのはやめにします。僕は、あなたが好きです。僕じゃああなたのとなりにいるのはダメですか？あなたのとなりにいて、あなたを守るのはダメですか？」


辛そうに、でも、私を真っ直ぐにみてそういう。



「私は･････｣


「大将ー、この薬草がきれたから調達したいんだが･････って、堀川の旦那なにしてんだ？」


「･･･････それじゃあ、主さん。考えておいてくださいね」




いつもと変わらない笑みを浮かべながら堀川君は部屋を去っていった。

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