盧笙の教え子兼簓の同居人【ヒプマイ】 (ページ12)

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来客ページ12

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簓「りつ！ちょっと出かけてくるから留守番しとってな！」

『りょ』

簓「あ！あと盧笙と零のおっさん来たら入れといて」

そう言い捨てて慌てたように家を飛び出していった。

ピンポーン

チャイムがなり、インターホンを見に行くと盧笙と零が映っている。

『どーぞ』

盧笙「邪魔すんで」

『邪魔すんるんやったら帰って～』

盧笙「あいよ～って簓は？」

『なんか慌てて出ていった』

零「じゃあ簓が帰ってくるまで遊んどくか」

サラッと頭に手を置いてくる零。

『僕はもう子供じゃないもん』

そう言って手を払うと

零「はははっ、すまんすまん」

と笑いながら謝ってくる。絶対思ってない

そう行ってる間にガチャっとドアが開いた。

簓「はぁ...はぁ...来とったんやな」

息を切らしながら帰ってきた。

『どこ行っとったん？』

簓「いやぁちょっと知り合いんとこにな」

そう答えると

簓「さっ、会議しよか」

そう言って3人で話し込んでしまった。

会話に入るわけにもいかないのでスマホで暇を潰していると

ピンポーン

今日、二度目のチャイムがなる。

簓「...誰やろか」

簓が席を立ったと同時にガチャっと扉が開く音がする。

普通、無断で入ってくるやつはいないので警戒していると

ヒラヒラとマントを翻しながら女性が４、５人入ってきた。服は中王区のもの。

合歓「中王区だ。りつは居るか？」

『いますけど...』

場は凍りつき、シンと静まる。

合歓「ついてきて欲しい。いいよな？」

『え、強制的？』

簓「だめ、俺らのりつやで？」

合歓「...簓。大丈夫だ。危害は加えない」

そう言うと取り巻きたちが僕の手を引っ張り連れていこうとする。

『やめて！』

久しぶりに声を荒らげるも彼女らの耳には入ってないようだ。

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節分ですね。
今年の恵方巻きの方角は南南東らしいです。

凛海