私の魔法【REBORN！】 (ページ23)

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あれから5年の月日が経過した。
私はもう今年で13歳の歳になる。

『早いなぁ…』

この5年間は兎に角濃かった。

スクアーロに剣術を叩き込まれ、やっと身について、数回だけだが勝つことが出来た。5年前は出来なかったことも今では楽にこなせる。手を見ると剣だこが数箇所出来ていた。

マーモンには幻術を教えてもらい、まだ彼女には及ばないが彼女が認めるくらいの術士になれた。
幻術で相手を倒せるくらいのスキルも手に入れた。

ベルとはたくさん遊んだし、たくさん戦った。何勝何敗か覚えていないが、それくらい戦った。ベルのおかげで身に付いた技もある。任務の時、彼とのペアが多かったおかげで無かった協調性も身に付いた。

お姉ちゃん_ルッスーリアには実の妹のように扱ってもらい、料理や掃除等の戦い以外のことも教えてくれた。
けど時には体術で勝負してくれたり、トレーニングにも付き合ってくれたりした。

レヴィとはなかなか会えなかったが、会った時にはボスのことを色々教えて貰ったし、ボスの写真も貰った。

この幹部達みんなのおかげで今の私がある。

ｽｸ｢失礼するぜぇ！！！｣

『もう！ノックしてよ！！スクアーロ！』

物思いにふけていると急に大声で入ってきた。
5年間ずっとこれだからもう慣れたけどね。

ｽｸ｢話があるんだが、今いいか？｣

『…いいけど。』

なんか嫌な予感がする。
その瞬間冷たい風が私の頬を撫でた。
スクアーロも何故か寂しいと言った感情を孕んでいるような気がする。

ｽｸ｢Aには、ジャッポーネへ行ってもらう｣