一体あの子は。 ページ44
ニア
「メロに勝つってあなた…単語は覚えられたんですか?」
A
「一応、全部覚えたよ。所々忘れてるかもだけど。」
するとニアは驚きを隠せないような顔をする。
いやどこまで私のこと見下してんのよ?
マット
「あー、さっきの分厚い本?どれどれー」
マットが私の持ってる本をとる。
と、またまた驚きの表情。
え、なにそれ流行ってんの?
(※流行ってません)
私もやった方が良い系?
天才たちの流行が私には分からないわ。
(※流行ってません)
マット
「嘘、この本全部覚えたの?この本って━」
ニア
「じゃあ次は簡単な文法からやっていきましょう。」
マットがこの本について何かを言おうとしたが、ニアがマットの言葉を遮ったせいでよく聞き取れない。
この本が何か…?
しかしニアが文法の説明をし始めてしまうので、慌てて意識をそちらに向ける。
マットは遮るなよ、と隣で頬を膨らまして拗ねている。
A
「文法?いよいよ英語っぽくなってきたね!あ、でもちょっと水飲んでくるわ。家具運んで動いたら喉乾いちゃって。」
いざ勉強をしようとすると、他にやることが出てくる、お決まりのパターン。
ニア
「分かりました。」
*
Aが部屋を出た後。
マット
「ねぇ、ニア。あの本ってさ…。」
ニア
「気づきましたかマット。遮って悪かったですね。」
マット
「うん、いや、それはいいんだけど…。あれ俺たちでも苦戦するレベルの単語帳だよね?」
ニア
「LがAは記憶力が良いというので、試してみました。全部覚えるとは…たいしたヤツです。」
マット
「Lに会ったの!?」
ニア
「メールです。」
マット
「あぁ、そう…。てか全部覚えたって…。食堂でAがあの本見てて、まさかとは思ったんだけど。」
ニア
「普通に一晩で覚えました。」
マット
「一体何物なんだろう。Lの妹とか?」
ニア
「流石にそれはないでしょう。」
マット
「だよねぇ。」
2人は同じ方向に首を傾げた。
*
━━━ガチャ。
ドアが開き、2人の予想していた人物が入ってくる。
喉が潤ったのか、絶好調と言う感じで。
A
「お待たせー((ニコニコ」
56人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤砂晋助(プロフ) - 申し訳ないのですが、リンダは茶髪茶色い目なのです....... (2019年8月31日 1時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 私中国語勉強してるんで、少しなら中国語分かります! (2019年8月1日 23時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - yuさん» ありがとうございます!お話は私の妄想と下心を詰め込みました(( (2015年10月1日 17時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 話とっっても面白いです!忙しいかもしれませんがこれからも頑張ってください! (2015年10月1日 17時) (レス) id: 6d5f1a5702 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めぐるさん» はじめまして~。いつも見てくださりありがとうございます!テスト頑張って来ます! (2015年9月27日 10時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モモ | 作成日時:2015年9月3日 20時