パソコンは1人1台 ページ32
教師
「じゃあ、行くわよ。」
A
「はい。」
教師の方に連れられて教室の中に入る。
今から私の自己紹介をするらしい。
施設や親戚の家を回っていた私は今更緊張はしない。
歩いてる途中、横目でチラッと皆がいる方を見ると、マットやリンダがニコニコしていた。
教師
「新しく入って来た子よ、皆仲良くね。」
A
「こんにちは。Aです。よろしくお願いします。((ニコッ」
言われた通りに、自己紹介をする。
はい、完璧。
自分に心の中で拍手を送る。
我ながら素晴らしい笑顔。
教室からは
「可愛いー」
「日本語ってことは日本人?」
「よろしく」
「久々の新しい子だ」
などなど、様々な声がとんでくる。
教師
「はい、静かに!質問は後にして。授業を始めるわ。今日はAのために日本語でいくわよ。」
皆
「はーい。」
合図をしたわけではないが皆の声が重なる。
教師
「それじゃ、アナタは好きなところに座って。」
A
「はい。」
私はリンダとマットのいるところ、
1番後ろの1番左の席へと座る。
リンダ
「お疲れっ!((コソッ」
A
「リンダ!隣座っていい?」
リンダ
「勿論!」
教室は日本にいたときと余り変わらない。
変わったところと言えば、教室の綺麗さと、机や椅子の質の良さだろう。
それと、黒板はスクリーンになっている。
先生がタブレットを操作しているから、きっとあのスクリーンで授業をするんだろう。
教師
「あぁ、それと、忘れていたけどこれ。アナタのパソコンね。」
A
「あ、はい。ありがとうございます。」
教師からいきなりパソコンが渡される。
取り敢えず受け取ったけど、まさか。
まさかっ。
リンダ
「授業でノートがわりにしたり、色々調べたりするんだよ。勿論、1人1台だよ!」
…うん、知ってた。
…知ってたよ。
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赤砂晋助(プロフ) - 申し訳ないのですが、リンダは茶髪茶色い目なのです....... (2019年8月31日 1時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 私中国語勉強してるんで、少しなら中国語分かります! (2019年8月1日 23時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - yuさん» ありがとうございます!お話は私の妄想と下心を詰め込みました(( (2015年10月1日 17時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 話とっっても面白いです!忙しいかもしれませんがこれからも頑張ってください! (2015年10月1日 17時) (レス) id: 6d5f1a5702 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めぐるさん» はじめまして~。いつも見てくださりありがとうございます!テスト頑張って来ます! (2015年9月27日 10時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モモ | 作成日時:2015年9月3日 20時