本当の意味での友達 ページ30
午後1時になる少し前。
コンコンッ。
A
「あ、マットですか?」
ドアを開けるとそこには予想通りの人物がいた。
マット
「お待たせー、それじゃあ行こっか。」
A
「うん!てか、ニアは来ないんですか?さっきも部屋で何かやってたんですけど。」
私とマットは廊下を歩きながら喋る。
皆授業に参加するのか、廊下は人で賑わっていた。
マット
「あー、ニアはパズルやってるんなら来ないかも。たまに来ることもあるけどね。」
へぇ。
そんなんでいつも1位をとれるのか…。
それはやばす。
A
「へぇ、ニアって頭いいんですねぇ。」
マット
「まぁ、運動は全然出来ないけどね。」
A
「引きこもりそうですしね…。」
マット
「うん、飛行機にも1人で乗れないし。」
あれ?時系列ズレてません?
もう未來予知はマットの特技と言ってもいいレベルだね。
そんなこんなで廊下を歩き続けていると。
?
「マット!」
1人の女の子が駆け寄って来る。
?
「その可愛い子誰!?あ、こんにちは。私はリンダって言います。」
どうやらその子はリンダって言うらしい。
ツインテールの元気な感じの子。
A
「こんにちは。Aです。((ニコリ」
よし。上手く笑えた!
第一印象は大事って言うもんね!(2回目)
言いにくいけど。
リンダ
「いつここに来たの?」
くりっとした綺麗な目で私を覗き込んでくるリンダ。
A
「昨日です。」
リンダ
「え、昨日!?てか、敬語止めてよ〜!歳も近いし。」
マット
「あ、それ俺も言おうとしてた!敬語使わなくて良いよ?」
A
「え、でも。」
リンダ
「いいっていいって!名前にもさんとかつけなくていいから!ねっ?」
またまた綺麗な目でまっすぐと私を見てくる。
その目はどこかキラキラしていて。
きっとリンダは私と違って、偽ることなく正直に生きてるから、だから。
そんなに綺麗な目が出来るんだな…。
何となく、羨ましい。
その時私は初めて、生まれて初めて。
本当の意味での“友達”を作りたい。
なーんて、らしくもないことを━。
A
「じゃあ…。リンダ、マット。これからよろしくね!((ニコッ」
━━━思ってみたり、しちゃったのだ。
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赤砂晋助(プロフ) - 申し訳ないのですが、リンダは茶髪茶色い目なのです....... (2019年8月31日 1時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 私中国語勉強してるんで、少しなら中国語分かります! (2019年8月1日 23時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - yuさん» ありがとうございます!お話は私の妄想と下心を詰め込みました(( (2015年10月1日 17時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 話とっっても面白いです!忙しいかもしれませんがこれからも頑張ってください! (2015年10月1日 17時) (レス) id: 6d5f1a5702 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めぐるさん» はじめまして~。いつも見てくださりありがとうございます!テスト頑張って来ます! (2015年9月27日 10時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モモ | 作成日時:2015年9月3日 20時