検索窓
今日:18 hit、昨日:21 hit、合計:48,343 hit

本当の意味での友達 ページ30

午後1時になる少し前。

コンコンッ。

A
「あ、マットですか?」

ドアを開けるとそこには予想通りの人物がいた。

マット
「お待たせー、それじゃあ行こっか。」

A
「うん!てか、ニアは来ないんですか?さっきも部屋で何かやってたんですけど。」

私とマットは廊下を歩きながら喋る。
皆授業に参加するのか、廊下は人で賑わっていた。

マット
「あー、ニアはパズルやってるんなら来ないかも。たまに来ることもあるけどね。」

へぇ。
そんなんでいつも1位をとれるのか…。
それはやばす。

A
「へぇ、ニアって頭いいんですねぇ。」

マット
「まぁ、運動は全然出来ないけどね。」

A
「引きこもりそうですしね…。」

マット
「うん、飛行機にも1人で乗れないし。」

あれ?時系列ズレてません?
もう未來予知はマットの特技と言ってもいいレベルだね。

そんなこんなで廊下を歩き続けていると。


「マット!」

1人の女の子が駆け寄って来る。


「その可愛い子誰!?あ、こんにちは。私はリンダって言います。」

どうやらその子はリンダって言うらしい。
ツインテールの元気な感じの子。

A
「こんにちは。Aです。((ニコリ」

よし。上手く笑えた!
第一印象は大事って言うもんね!(2回目)
言いにくいけど。

リンダ
「いつここに来たの?」

くりっとした綺麗な目で私を覗き込んでくるリンダ。

A
「昨日です。」

リンダ
「え、昨日!?てか、敬語止めてよ〜!歳も近いし。」

マット
「あ、それ俺も言おうとしてた!敬語使わなくて良いよ?」

A
「え、でも。」

リンダ
「いいっていいって!名前にもさんとかつけなくていいから!ねっ?」

またまた綺麗な目でまっすぐと私を見てくる。
その目はどこかキラキラしていて。
きっとリンダは私と違って、偽ることなく正直に生きてるから、だから。
そんなに綺麗な目が出来るんだな…。
何となく、羨ましい。

その時私は初めて、生まれて初めて。

本当の意味での“友達”を作りたい。

なーんて、らしくもないことを━。

A
「じゃあ…。リンダ、マット。これからよろしくね!((ニコッ」

━━━思ってみたり、しちゃったのだ。

描いてみました…が。→←感謝罪



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
56人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

赤砂晋助(プロフ) - 申し訳ないのですが、リンダは茶髪茶色い目なのです....... (2019年8月31日 1時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
赤砂晋助(プロフ) - 私中国語勉強してるんで、少しなら中国語分かります! (2019年8月1日 23時) (レス) id: 5ddd851753 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - yuさん» ありがとうございます!お話は私の妄想と下心を詰め込みました(( (2015年10月1日 17時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)
yu - 話とっっても面白いです!忙しいかもしれませんがこれからも頑張ってください! (2015年10月1日 17時) (レス) id: 6d5f1a5702 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - めぐるさん» はじめまして~。いつも見てくださりありがとうございます!テスト頑張って来ます! (2015年9月27日 10時) (レス) id: c68206e641 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:モモ | 作成日時:2015年9月3日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。