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A────
『体だけの関係って方が楽なのよ』
クイッと持ってきたシャンパンを飲む
太宰「・・・楽」
流し目で太宰の方を見て ん とシャンパングラスを渡す
太宰「お酒飲めないよ?私」
そんなこと知ってるわ
『未成年でも飲まないと此処では生きていけないわよ』
そう言うと渋々といったようにシャンパングラスを受け取り
静かに飲む
『どお?』
太宰「おい・・・しい」
驚いたと言わんばかりに綺麗な目を見開く
『それは良かった』
私は自分のシャンパンに映る自分の目を静かに見る
何人も殺してきてた悪魔のような目
太宰とは違う目だった
本当に・・・いつからかな・・・
────
太宰がシャンパンをのみ終わるのを見て風呂に入るよう促す
中からシャワーの音が聞こえる中自分の服を脱ぐ
────
太宰「・・・A!?」
『フフッいい体してるのね太宰』
大人びた笑みを微かに口元に浮かべシャワールームに入る
太宰「どういう風の吹き回しだい?」
『あら?ソファで襲われたのにそのまま一夜過ごせるとでも?』
太宰「ッ・・・何かあるだろうと思っていたけどこれは予想してなかったよ」
『それは良かった』
ニコッと微笑むと急接近して顔を近づける
太宰「ッ!」
太宰が後退するも後ろは壁
『逃がさないわ』
太宰の首に腕をかけキスをする
太宰「ッ・・・君は・・・嫌じゃないのかい」
少し熱をはらんだ目を向けられる
私はこの目が好き
この目をしている時私のモノになったような気がするから
『太宰のような人に抱かれるのは嫌じゃないわ』
太宰「・・・知らないよ」
『勿論』
シャワールームに荒い二人の息遣いが響いた
────
互いにシャワールームを出てベッドの上で続きをする
────
午前3時
『フフッ私の体はどう?』
太宰「良かったよ。」
薄いシーツの中二人身を寄せ合い寝そべる
『それは良かった。明日の8時に行くところあるから。それまでに準備しといてね。』
太宰「あぁ それじゃぁおやすみ」
『ええ』
遅くなった就寝
私は太宰と背を向かわせるように寝る
私を求めに来るあの強欲な目は好きだ
口元に笑みを浮かべいつの間にか夢の中に入っていた
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盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - candyさん» ありがとうございます! (2016年12月20日 14時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)
candy - 神様!これ面白いです(^-^)これからも頑張ってください! (2016年12月20日 7時) (レス) id: 0c87bc50d4 (このIDを非表示/違反報告)
盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - ☆PEANUTS☆さん» あざす!! (2016年11月12日 5時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)
☆PEANUTS☆(プロフ) - 殿堂入りオメット(o´・ω・`)σ)Д`)プニョプニョ (2016年11月11日 8時) (レス) id: 8cd8589b06 (このIDを非表示/違反報告)
盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - ☆PEANUTS☆さん» クソぉぉ! (2016年11月1日 8時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:盧飢蘆 | 作成日時:2016年10月2日 1時