【文スト】ポートマフィアの一人娘【太宰治】 (ページ4)

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太宰────

ボスから君は明日ある人の仕事についてもらうよ。

そう言われ奥の部屋で待っていた

ボスの合図が見え出てくるとそこには綺麗なの黒髪の美女が血で汚れた黒スーツを着こなしてたっていた

相手はチラリとも私の方を見ない

森｢A 紹介しよう。彼は太宰治異能力者だ｣

ボスがそういうのもつかの間相手が私と目を合わせた瞬間視界が一変した

見渡せば赤い鳥居が目まぐるしく並んでいる

太宰｢ここは･･･｣

【太宰治】

頭上というか空間全体から声が聞こえる

【森鴎外の命令だその空間から異能力を使わず抜け出して来い】

太宰｢え･･･｣

どうしよう

考えた末上を目指すことにした

少し行くと赤い着物を着た7歳程度のおかっぱ頭の女の子がうずくまって泣いていた

太宰｢お嬢ちゃんどうしたの？｣

聞けば何も答えずただただ泣くだけ

そっと女の子に触れればギロッと首が動き立ち上がる

機械のような女の子は人間そのものでその両目からは涙が流れていた

そのこの目には小さな涙ホクロがあった

太宰｢おじょ･･･｣

再度聞こうとすると女の子が口を開く

【とぉりゃんせとぉりゃんせ】

その声は女の子の声と先程聞いた声が重なり気が狂いそうになる

【アタシとあそんでくりゃさんせ】

歌う女の子の両目からは一向に涙がでる

太宰｢･･･｣

女の子は歌い続ける

【勝ったら返す負けたら貰う】

女の子は静かに歌う

太宰｢･･･遊び･･･か。因みに負けたら何を貰うの？｣

女の子｢左手｣

女の子が話す間も声が歌い続ける

【ちょーとあそんでくりゃしゃんせ】

女の子｢遊んで｣

太宰｢遊ばなかったら？｣

女の子は声と一緒に歌い出す

【御用のないものとうりゃせぬ】

【アタシの七つのお祝いに】

【あなたの体をくりゃさんせ】

【行きは良い良い帰りは怖い】

【こわいながらも通りゃんせ通りゃんせ】

太宰はどうしようかと悩む

自分の異能力を使えば簡単に抜けれるがそれを禁止されている

女の子は同じ歌を狂ったように何度も歌う

太宰｢分かったよ遊ぼうか｣

女の子にそういうと女の子は泣き止んだ

女の子｢アタシと鬼ごっこしてくりゃんせ｣

鬼ごっこ･･･

太宰｢分かったよ｣

女の子｢アタシが逃げるあんたが鬼｣

指で指す

女の子｢時計落ちたら来てクリゃんせ。守らないなら首とぶさ｣

女の子がそういうといきなり大きな砂時計が現れ逆さになる

綺麗な砂が流れ落ち始める

約時間は10秒

女の子は逃げ出した