検索窓
今日:16 hit、昨日:2 hit、合計:163,134 hit

23 ページ25

『あら安吾。私の体はお好みじゃなくって?』

長い脚を組み少しだけ前屈みになって上目遣いで安吾を見上げる

安吾「ッ・・・////ぜっ全然ですねっ!」

チラッとこっちを見て直ぐに赤面して正面を向き早口言葉で言う

『説得力が無いわねw』

私が笑うとフワッと後ろから抱きつかれる

太宰「Aはどんな堅物でも落とせてしまうくらいの美貌を持っているのだから見せびらかさないでおくれ。心配で自 殺もできないじゃあないか」

『太宰に褒められても嬉しくないわ。その手を退けないと手を撃つわよ』

嫌らしく太股を撫でる太宰の手に向かってチャキッと銃を向けるとパッと手を離す

太宰「怖いねぇタダのスキンシップじゃないか」

『その行動はスキンシップとしてほかの人にもしているのね。なら織田作にしてきなさい』

織田作「何で俺なんだ。どうせなら安吾の方が・・・」

安吾「何で僕ですか!嫌ですよ気持ち悪い!」

太宰「Aー振られてしまったよー」

先程安吾に抱きつこうとすると殴られた太宰がフラフラと私の元へ帰ってきた

『そのまま永眠したらどう?』

太宰「なかなかの辛口ダネ」

そんなくだらない話を4人でする

どんな自 殺未遂をしてきたかーとか

安吾が案外ムッツリ?だとか

織田作の仕事は異常だとか

心地の良い時間だった

【あんたは嘘つきだよ?】

【バレたら嫌われる】

【なのにいるの??】

うるさいなぁ・・・

頭の中に聞こえる声に舌打ちをして安吾の車に乗り込む

安吾「太宰君は来ないのですね」

『私はボスに言わなければならないことがあるのよ』

安吾「夜遅くにですか。お疲れ様ですね」

『そうね。ポートマフィアに異能特務科の人間が言って言ったら驚くかしら』

安吾がビクリと肩を揺らす

安吾「・・・・・・・・・いつからお気づきに」

『いつからでしょうね。貴方が何処ぞの国へ言った時かしら』

安吾「なっ・・・」

『私は安吾の情報を知っている』

安吾「・・・何が目的ですか・・・」

『目的なんて立派なものじゃないわ。私はさっきの空間を守りたいだけ』

夜に漬け込んでいく世界に目を細める

『黒に生きる人間でも・・・守りたいものはあるわ』

安吾「そうですか。その・・・太宰君たちには・・・」

『・・・言わないわ。・・・言えないわ。そんなこと』

安吾「・・・・・・」

言えるわけが無い

自分達にとって敵対な相手がこの場にいるのに

さっきの空間を壊してしまいそうで

いえば良かった

後悔しても時既に遅し

作者から→←22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (148 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
327人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - candyさん» ありがとうございます! (2016年12月20日 14時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)
candy - 神様!これ面白いです(^-^)これからも頑張ってください! (2016年12月20日 7時) (レス) id: 0c87bc50d4 (このIDを非表示/違反報告)
盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - ☆PEANUTS☆さん» あざす!! (2016年11月12日 5時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)
☆PEANUTS☆(プロフ) - 殿堂入りオメット(o´・ω・`)σ)Д`)プニョプニョ (2016年11月11日 8時) (レス) id: 8cd8589b06 (このIDを非表示/違反報告)
盧飢蘆@チェシャ猫(プロフ) - ☆PEANUTS☆さん» クソぉぉ! (2016年11月1日 8時) (レス) id: cfda2cb118 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:盧飢蘆 | 作成日時:2016年10月2日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。