【文スト】ポートマフィアの一人娘【太宰治】 (ページ21)

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その後出てきたカレーを三人で食べた

私の横で太宰が辛い辛いと言いながらカレー食べる

『そんなに辛いなら食べなければいいじゃないの』

そう言い、私はカレーを口に含む

織田作｢Aは平気なんだな。｣

『まぁね。』

綺麗な卵をやんわりと壊しカレーと混ぜて食べる

太宰｢Aが食べれて私が食べれないなんてやだよ。彼氏として面目ないじゃないか｣

『(仮)なんだから良いじゃないそんなこと。』

織田作｢(仮)なのか？｣

太宰｢(仮)じゃないよ？｣

『太宰、これ以上純粋な織田作に莫迦なことを教えないでくれる？』

カレーを口に運びつつ殺気を漏らすと太宰が小さく悲鳴をあげて目をそらした

織田作こと、ポートマフィア最下級構成員織田作之助と話して分かったことがある

彼は天衣無縫という数秒先の未来が分かる異能力を持っているという事と、殺しを辞めたこと。

あと、チョーーー天然なとこ。

騙すために天然を装っているのかと思い、脅し程度で殺気を晒し、首元にナイフを当てたところ織田作が私の手を包み込み、｢ナイフなんて似合わない。俺はAが怪我をしないか心配だ｣なんて言って私の身をあんじた

数秒私はフリーズして後ろで太宰が爆笑

純粋な織田作を私は無心に守りたいと思った。

なんかこう･･･赤ちゃんはどこから運ばれてくるの？って聞いたらコウノトリから！なんて･･･

太宰｢にしても今朝のAは可愛かったなぁ｣

『ｺﾞﾎｯｯ』

私が織田作の天然な所に想像を膨らませていたら唐突に太宰が何の脈絡の無い話をし始めてお水にむせた

織田作｢A大丈夫か？｣

『え、えぇ･･･』

口元を拭い、太宰の方を見ると玩具を見つけたと言わんばかりの目で見つめられにヤァと笑っていた

睨むと太宰は目線をそらし思いついたように声を上げる

太宰｢あ！Aはこの後仕事はあるの？｣

『一つあるわ。何か？』

太宰｢夜、私達とbarで飲まない？あと1人、紹介したい人がいるんだよ｣

織田作｢あぁ。そういうことか｣

織田作は何か思い当たるふしがあるようで頷く

太宰｢A、来てくれない？｣

『え、嫌よ。』

私は即答する

仕事はダンスパーティに参加してターゲットを暗殺すること

なかなかめんどくさいもの。

織田作｢どうしても来れないか？｣

首をｺﾃﾝと傾け寂びそうな顔をする織田作に私は負けた。

『しょうがないわね･･･遅くなるけど行くわ』

太宰｢織田作の頼みなら了承するのかい！？｣

どうやら私は織田作に弱いらしい