6話 ページ7
<敦目線>
〜川原〜
1杯の茶漬け
梅干しに刻み海苔それに夕餉の鶏肉・・・
美味かったな・・・
孤児院で人目を忍んで食った夜の茶漬け
って言うか・・・
腹減って死ぬ_
僕の名前は中島敦
訳あって今餓死寸前です
孤児院を追い出され食べる物も寝る所も無く
かといって盗みを働く度胸もなくこんな所まで来てしまった
生きたければ盗むか奪うしかない・・・けど・・・
《出て行け穀潰し》
《お前など孤児院にいらん》
《いや、天下のどこにも貴様の居場所などありわせん》
うるさい・・・
よし!生きる為に次に通りかかった奴から金を奪う
そう思い僕は気配があるのを待った
すると・・・
『うわぁぁぁぁぁ!!!!止めてぇぇぇ!!』
敦「!?」
僕は川原にある坂の上を勢い良く見た
そこには女の子が僕の方に向かって転がって来る
敦「いや!?どう言う状況!?」
ってそんな事より・・・
敦「こっちに来ないでぇぇぇ!!!!???」
ドォーン!!!
僕の声は虚しく消え、僕達はお互いぶつかり合った
いや、ほんとにどういう状況?
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作者名:黒薔薇 | 作成日時:2018年9月23日 13時