＃３７ ページ40
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｢なっはっはっは!!俺達は"お尋ね者"になったぞ!!3000万ベリーだってよ!!｣
そう言って嬉しそうに笑うルフィの手には同じく笑ってるルフィの写真の載っている手配書
そして私の手にも1枚
｢それにしてもレイスも手配書出るとはなーっ！｣
『あたしのは違うわよ、数年前から配布されてるから』
血まみれで笑いながらネクタイを緩めてる私の姿が写真として載っている
私の手配書
ハーネット・レイス
DEAD OR ALIVE
7000万ベリー
『写真新しくなってる…』
｢そうなのか？｣
『うん』
ガキの頃の写真だったのが、今のになってる
別に嬉しくもないけど
｢おい、なんか島が見えるぞ？｣
｢見えたか…｣
手配書から手を離せば風に乗って飛んでいく
それを放置してナミの視線の方に目を向けた
｢あの島が見えたってことは、いよいよ"偉大なる航路(グランドライン)"に近づいてきたってこと！
あそこには有名な町があるの、ローグタウンよ｣
『別名"始まりと終わりの街"、だっけ』
｢そう。かつての海賊王ゴールド・ロジャーが生まれ…そして処刑された町｣
｢海賊王が死んだ町…!!｣
｢行く？｣
海に浮かんだ私の手配書が、やけに嫌味ったらしく揺れた
______
___
｢ウーッ!!でっけー町だー｣
｢ここから海賊時代は始まったのか｣
『いい食材あるといいなァ…』
ぐぐ、と背伸びをすればパキパキと背骨が鳴る
ルフィは処刑台を見に行くと言って既に歩いていった
ウソップは装備集めに
ゾロも買いたいものがあるらしい
私は当然の如くサンジと一緒だ
色々な店を回りながら、2人で商品を物色する
｢ここのは新鮮じゃねェか？｣
『そうね…あ、でも向こうの方、同じ位新鮮で安かった気がするわ』
｢あァ、あそこか。ここでトマトだけ買ってこう｣
『りょーかい』
こうやって買い物をするのは案外楽しい
私が作るデザートの為の食材も多めに買い、外で待っていてくれたサンジの方へ歩いた
『お待たせ』
｢おう｣
さらっと荷物を持ってくれ、その流れで手を繋がれる
指を絡められ、気を紛らわすためにキョロキョロと町を見回した
『あ、ねェサンジ』
｢ん？｣
『武器屋行ってきていい？』
｢…何でだ｣
『一族の力、あんまり使いたくないのよ』
だから銃買いに、と自嘲気味に笑えば、優しいキスが降ってきた
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
