＃３６ ページ39
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｢また値上がりしたの？ちょっと高いんじゃない？あんたんとこ｣
ナミの言葉に苦笑する
クー、と困った様に鳴くニュース・クーは翼で敬礼をした
｢今度上げたらもう買わないからね｣
｢何を新聞の一部や二部で｣
呆れたように言うウソップに、ナミも同じ様に言う
｢毎日買ってるとバカになんないのよ！｣
｢お前もう金集めは済んだんだろ？｣
『あ、それあたしも気になってた』
リボンを口に噛んで髪を纏めつつ話に入る
そんな私にナミは指をさした
｢あの1件が済んだからこそ、今度は私は私の為に稼ぐのよ｣
ビンボー海賊は嫌だそうだ
ルフィの食費がある時点で金持ちになるのは多分無茶だと思うが
そんな事を考えていれば急にウソップの所にルフィが飛んできた
そのせいでタバスコが目に入ったウソップが目から火を吹いてるけど
｢何だよいいじゃねェか1個ぐらい！｣
ルフィは当然の如く聞いてないね
で、ルフィを吹っ飛ばしたコックさんは
｢ここはナミさんのみかん畑!!この俺が指1本触れさせねェ
ナミさん♡恋の警備万全です!!｣
｢んんっ！ありがと、サンジくん♡｣
船に新しく出来たナミのみかん畑を警備してるらしい
小さく聞こえたゾロの
｢いいように使われてんなあいつは｣
という言葉に心の中で頷いた
髪をリボンで結んで1度手を通して立ち上がる
ナミの方に顔を向けて口を開いた
『ナミ、みかんとっちゃダメかしら』
｢え？何で？｣
本当に不思議そうな顔をしたナミに、私がパティシエなの忘れてるのかな、と思って苦笑する
『スイーツ、作りたいのよ』
｢私の分は？｣
『あら、ナミ用に決まってるじゃない？』
｢美味しいの期待してるわね♡｣
愛らしくウインクをキメたナミに笑いかけてみかん畑のある場所へ、と階段を登る
登りきったところで体が傾き、目の前が真っ暗になった
香ったのは予想通り煙草の匂い
｢お前は腕を早く治しやがれ｣
『もう治ったわよ、大丈夫』
恋の警備してるんじゃなかったの？とクスクス笑えば、体が離れて顔を見上げる
ムスッとした顔のサンジにまた笑おうとした時、船に絶叫が響いた
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
