＃２０ ページ21
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｢何故立ち上がる…！踏ん張るだけ無駄なのに！｣
『うっせェな、ここがレストランである為。それ以外ねェよ』
煙草を咥えたまま口の端から煙を吐き出し、片足重心で立つ
相当キテるから、さっさと終わらせよう
頬についた血を親指で拭い、パールが繰り出して来る攻撃を軽々と避けて胴につけた盾に右手で触れる
『システム・バグ』
音がして盾が崩れる
｢てめェ！俺の盾に何をしたァ！｣
『あたしは、能力者だから』
右手の平の上に空気に暗い砂嵐が小さく起こり、ジジ、と音を出す
『バグバグの実の欠陥障害人間。お前の盾は欠陥品になって壊れたんだよ』
これなら銃も効くだろ、と左手を銃の形にしてパールに向ける
もう、骨が折れすぎて動くのも、呼吸も辛いから
私の、大嫌いな一族の力
惚れた男の為に使うなら、役に立てるなら本望だ
『bullet』
呟いた途端、銃弾がパールに向かって飛び、私の手には赤の銃が握られていた
『盾なんて使わず、男らしく腕っ節で勝負しなさいよ。バカバカしい』
ゼフさんの隣に倒れ込んで、痛くない位置を探す
｢おいレイス！大丈夫か！？｣
『あァパティ、大丈夫に見えるなら眼科をオススメするわ』
｢よし、大丈夫だな！｣
何だコイツ腹立つ
寝転んでいた所から起き上がって片膝を立てて座る
ポケットに突っ込んだグローブを手にはめた
｢なァ小僧、てめェと俺とどっちが海賊王の器だと思う｣
｢おれ｣
全く遠慮せず即答したルフィ君にまた足が疼く
彼と闘りたいと思ってしまうのは仕方がない事だと思いたい
そんなルフィ君に腹を立て、クリークは毒ガス弾を打ってきた
俺が叩き落としてやる、と走っていくルフィ君だったが、本当は炸裂手裏剣で、四方に手裏剣が飛んでいった
｢お前を殺す方法はいくらでもある、さァ言ってみろ。俺かお前かどっちが海賊王の器だ!!!｣
｢おれ!!!お前ムリ!!｣
またも一切引かずに言い放つルフィ君に、ゼフさんが笑っているのが見えて一瞥してから膝に腕を乗せた
『ゼフさん』
｢あァ？｣
『あたし、ルフィ君好きだ』
無言のゼフさんに、そのまま言葉を続ける
目の前ではサンジとギンが戦闘を再開していた
『あの人に、命捧げても、いい？』
｢…好きにしやがれ｣
『ふふっ、そうよね。言うと思った』
引き止めるのも背中押すのも、どっちもしないと思ってた
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
