猫奮闘記２６ ページ28
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『あ、』
｢どしたの？｣
『あー…だい、じょぶ』
出されたワインを飲む
ぼー、としていると気配に気付いた
知ってる気配が島に来てて、白ひげ海賊団の人じゃないのに何処か安心した
｢名前、教えてくれねェのか？｣
『…スー』
｢そう、スーちゃんね｣
確認するように何回か呼んだその人にチラリと目を向けてまたワインに目線を戻す
『…だれ？』
｢俺か？俺はクザンっつーんだ、青キジって言やァ分かるか？｣
『…たいしょうさん』
｢そうそう｣
コクリと飲み込んで、口の中に広がった独特の味に目を瞑る
この味が久しぶりに感じるのは、多分前世の記憶
どんな人間だったんだろうか
『にゃっ』
猫耳を引っ張られて変な声が出て、クザンさんから距離を取って睨む
｢ごめん、可愛かった｣
ぷい、と顔を背ければ体が宙に浮いた
｢スーとお前が、何で一緒に居るんだ？｣
ピリッとしたのに、あァ覇気か、と適当な事を考えて、俺を抱えてる人を見上げた
『あかがみさん、』
｢久しぶりだなァ、スー｣
『ひさしぶり』
じゃなくて、何でこんな所に
｢あらら、赤髪が来るなんて聞いてねェよ、俺ァ｣
｢言ってないからな、当然だろう。それで、スーに何してた｣
｢ナンパに成功しただけだ、そう殺気立たなさんな｣
チラ、と見てくる赤髪さんに気付かず、俺は丁度いい位置を探す
腕に座るようにして首に手を回す位置で落ち着き、ようやく視線に気付いた
『なぁに？』
｢ナンパされて付いてったのか？こいつに？｣
『なんぱ…だったんだ？』
クザンさんに首を傾げつつ聞けば、苦笑された
｢そうじゃないと思ってたスーちゃんにビックリだよ｣
｢そんな事よりスーは何でこんな所にいるんだ｣
コツン、と額を合わせて聞かれて、首に回した腕の力を強めた
『せつめい、する、ふねのせて？』
｢あァ、大歓迎だ｣
｢あー…俺は？｣
バツが悪そうに聞いてきたクザンさんに、赤髪さんに降ろしてもらって近付く
『おさけ、はじめてのんだ。ごちそーさまです』
ニパッと笑って、ヒラヒラと手を振り、赤髪さんと店から出た
『かいぐん、とちゅーで、しったの』
｢成程…それにしても、エースの所に居たんなら今は白ひげ海賊団だろう
過保護になってんじゃねェのか？｣
『なってる』
から、逃げてきたの
(あらら、あの年であれはセコいなァ)
(大将？)
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草団子 - 少し違和感を感じたのでコメントさせていただきます。スペード海賊団の副船長って、デュースだったと思います！事実上はそうなっていたと思いますよ。あと、コックはいないですし航海士はミハールが勤めていたと思います！指摘ばかりですみません！内容は面白いです！ (2022年3月27日 14時) (
レス) @page12 id: fdfc39bf59 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - 更新頑張ってください!!!! (2018年4月21日 16時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 雪にゃんこさん» 了解です！内容の希望ありましたらどうぞ！ (2018年2月24日 17時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
雪にゃんこ - ルフィ（麦わらの一味）と絡ませてほしいんですが、大丈夫ですか？更新楽しみにしています(^_^ (2018年2月24日 15時) (レス) id: 9d6418c99f (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 摩可さん» いえいえ大歓迎ですよっ！ヤバいです！早くそこまで進めたくてウズウズします…!!絶対書くのでご安心を！ご期待に添えるよう頑張りますね！ (2018年1月15日 3時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月31日 19時
