伏黒の幼馴染は最狂でした2

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Noside




冥冥｢おや｣



歌姫｢...なんであの子手振ってるの？｣








別室で学生達の様子を観覧していた先生達が1つのモニターに目をやると




視線をこちらに向けて満面の笑みで手を振るAがいた





Aからすればカラスに向けて手を振っているようなものだ







五条｢ははっ 僕に向けて手振ってるのかな？｣



そう言い手を振り返す五条


勿論Aには見えないが






歌姫｢違うでしょ


それにしてもあの子今まで何処にいたのかしら

全然映ってなかったわよね？｣




五条｢さぁね 誰かが邪魔されないようにAに何かしたのかなぁ

思い通りにいかなかったみたいだけど｣



歌姫｢？｣







楽巌寺｢...｣


拳を固く握り締めて悔やむ楽巌寺






五条｢ふっ｣


悔しがってるのが分かったのか五条は嘲笑うかのように鼻で笑う








楽巌寺｢(桜花Aが負けるはずなどないから足止め程度になればそれで良いと思っていたが


まさかこんなに早く祓われてしまうとは


3体とも準1級以上じゃろ

それでも怪我ひとつ負わせることすらできなかったと言うのか)｣






睨むような目つきで楽巌寺がもう一度Aが映っているモニターに目を向ける





Aは手を振るのを止めると、してやったりとでも言いたげにニヤリと笑ってその場を去って行った







冥冥｢ふふっ 本当に面白い子だね

私のそばに置いときたいくらいだよ｣





五条｢でしょ〜

僕の生徒は皆優秀だからね｣









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三輪side



かーたな

とーられちゃったーー




真依のお姉ちゃんどっか行っちゃった


あの日と足速いんだもん



まぁ刀のない私は戦力にならないから正しい判断だ




タピオカって言うほどおいしいか？





そんなことを考えているとスマホが振動する



三輪｢！｣



メカ丸だ




三輪｢はい 役立たず三輪です｣




狗巻【｢眠れ｣】





"ドサッ"






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Noside



ーー京都姉妹校交流会 団体戦 三輪霞 棄権ーー





三輪【｢スースー｣】







狗巻は三輪が眠ったのを確認すると通話を切る



そして玉犬の頭をわしゃわしゃと撫でると




狗巻｢戻れ｣



呪言を使って影へと戻した







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