47話 ページ48
その一週間後
Aは完全回復し、仕事に復帰していた
太宰が念の為にと、Aには書類整理などの仕事をと思ったが、生憎と人手不足でありAを自分の護衛につけるしかなかった
Aは兄である太宰が自分の任務に同行させると進言し、現在は太宰と部下達と共に、敵組織の殲滅に来ていた
敵組織はポートマフィアの武器を横流しにていたらしく、直ぐに殲滅命令が下された
調べによれば横流しした武器は海外へ売り飛ばしていると分かった
横流しをした組織は中規模組織
ポートマフィア程では無いがそこそこの規模の組織だった
その為、太宰とA、二人の直轄部下総勢を集め叩く事になった
直轄部下、そして更にその下の構成員
一見有利に見えるが、あちらも簡単に殲滅させてくれる敵ではない
「太宰幹部補佐、配置を完了致しました」
『兄さんの部隊も完了した、予定通りの配置だね。流石僕の部下、嬉しいよ。全員が生きて帰ってきてくれれば、もっと嬉しいけど』
「はい、そうですね。できるだけ、全員で帰還したいと思っております」
部下が自信無さげに返事をした
『生きて帰れるかは、自分の力と仲間の信頼に掛かってる。全員で隙なく連携を取れ、それから……此方にスパイが入っていると報告があった』
「!」
『僕か兄さん、どちらかの部隊に潜入していると。可能性は五分五分だが、気を付けろ。出来るだけ指示とサポートはするつもりだが、僕は兄さんの護衛がある。余り動けない、頼んだよ』
「は」
部下が再び配置に戻ったのを確認すると、Aは直ぐに太宰の元へと向かった
『全員配置に着きました』
太宰「もうすぐ敵が罠に掛かる、人数はこちらが多い。が、相手も手練だ。連携が崩れる危険があれば、君がサポートをしろ」
『はい』
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奏(プロフ) - 初めまして!読みさせていただきました!とてもおもしろく文ストの中で一番お気に入りになりました! (2022年3月6日 11時) (レス) id: 58f865f500 (このIDを非表示/違反報告)
狂 - あのー33話の「あぁ、聞いていたよ。泣きはしないけど……」のところ太宰さんではないでしょうか?織田さんになっているので、違っていたらすみません。(..) (2021年7月10日 18時) (レス) id: 9d7ef0cd22 (このIDを非表示/違反報告)
狂 - あまり見かけないような内容と設定にひかれました!たのしみにしてます!更新頑張って下さい!(о´∀`о) 追記自傷無色に少し似てますね (2021年7月10日 18時) (レス) id: 9d7ef0cd22 (このIDを非表示/違反報告)
0wh790112p351y(プロフ) - 初めてましてです!本当に面白かったです!夢だと思ってるシーンで泣いてしまいました、、更新、応援しています! (2020年7月19日 18時) (レス) id: ff99cc9e63 (このIDを非表示/違反報告)
rin3636(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく拝読しています。他にはない設定ですっかりハマってしまいました!大変かとは思いますが更新頑張って下さい! (2020年7月18日 23時) (レス) id: 72a1d947af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリウ | 作成日時:2020年7月8日 15時