35話 ページ36
Aside
兄さん達に着いていき、行き着いた先はポートマフィアの大きい武器庫
成程
大きい餌を使って、獲物を釣る訳か
兄さんは淡々と部下達に指示を出している
僕には何も言ってこないけど、やる事は分かっているから問題はない
「がっ」
兄さんの部下の一人が血を流して倒れた
と同時に銃声が響いた
掛かった
大方、兄さんが武器庫を襲撃した奴らにわざと情報を流したんだ
じゃなきゃこんなに早く掛からない
兄さんの部下達と同じ数程の、マスクを被った集団が銃を向けている
勿論、こちらも銃で武装はしている
太宰「これだけ数がいるなら死ねるかな」
兄さんは相変わらず自 殺の事を考えてるみたいだけど、兄さんは生命力が半端ないからちょっとやそっとじゃ死なない
兄さんにとっては不幸なんだろうけど
「撃て」
兄さんの一言で、部下達が一斉にマシンガンを撃ち始めた
織田作みたいな肝が据わってる奴ならまだしも、普通の下級構成員ならこの銃撃戦を見ただけで腰を抜かすだろう
『(あぁ、これは使わなきゃ駄目かな)』
銃声が耳を木霊する
鼓膜が破れそうなくらいだ
「太宰幹部！後ろです！」
兄さんの後ろに、マスクをつけた敵がいた
銃声が鳴り響いた
まぁ、兄さんは死なないけど
「！？」
敵の放った弾は、僕の掌で止められていた
掌に水を張ってガードに使った
異能は臨機応変に使えば力を最大限に発揮する
『悪いね、上司である兄さんを殺されちゃ困るんだ。早々に死んでくれ』
ガードしていた手とは逆の右で銃の引き金を引けば、敵はバタリと倒れた
それと同時に、敵の銃口が一斉に僕別の向いた
「異能力者だ！あの女を先に殺せ！あの包帯男もだ！」
『殺す？僕を？君達が？』
「ひっ！」
僕が少しだけ殺気を出せば、敵の数人が怯んだ
まだ全力じゃないのに
『包帯男って兄さんの事か……兄さんはね、殺せないよ。兄さんはポートマフィアの幹部だ、幹部を早々死なせる訳にはいかない。その為に、今回僕が護衛で兄さんに着いてきたんだ。僕が居た事はふうんとでも思えばいい。安心しろ、楽に死なせてやる』
太宰「五人は生かして捕まえて」
『生け捕りにして吐かせますか？』
太宰「あぁ、出来るだけ軽傷で済ませるんだ」
『分かりました……三分で終わらせます』
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奏(プロフ) - 初めまして！読みさせていただきました！とてもおもしろく文ストの中で一番お気に入りになりました！ (2022年3月6日 11時) (
レス) id: 58f865f500 (このIDを非表示/違反報告)
狂 - あのー33話の「あぁ、聞いていたよ。泣きはしないけど……」のところ太宰さんではないでしょうか？織田さんになっているので、違っていたらすみません。(..) (2021年7月10日 18時) (レス) id: 9d7ef0cd22 (このIDを非表示/違反報告)
狂 - あまり見かけないような内容と設定にひかれました！たのしみにしてます！更新頑張って下さい！(о´∀`о) 追記自傷無色に少し似てますね (2021年7月10日 18時) (レス) id: 9d7ef0cd22 (このIDを非表示/違反報告)
0wh790112p351y(プロフ) - 初めてましてです！本当に面白かったです！夢だと思ってるシーンで泣いてしまいました、、更新、応援しています！ (2020年7月19日 18時) (レス) id: ff99cc9e63 (このIDを非表示/違反報告)
rin3636(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく拝読しています。他にはない設定ですっかりハマってしまいました！大変かとは思いますが更新頑張って下さい！ (2020年7月18日 23時) (レス) id: 72a1d947af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリウ | 作成日時：2020年7月8日 15時
