検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:32,054 hit

98話 ページ18

『ワルキューレと話せるようになった、それと同時に僕は異能を完全に操れるようになった。完全解放じゃなきゃ自分で制御できる。でも、それに目を付けたのが先代ボスだった。高エネルギー異能生命体であるワルキューレを宿し、その力を操る僕は最高の兵器だ。ワルキューレと話すようになった僕は感情が豊かになってたから、勿論嫌がった。それでも、自分には破壊しかできないから、仕方なく従った。ただただ、マフィアの敵を屠った。半月もしない内に、中規模の敵組織を五つは潰した』

中也「一人で、潰したのか……?」

『いいや、雑魚は部下に任せて頭を僕が殺しただけ。どの組織の長も、僕の退屈は埋められなかった。全員、僕に呆気なく殺された。嫌だった、殺す事しかできない自分が。殺し以外の何かをしてみたかった』

中也「マフィアを、抜けたかったのか」

『そうだね、先代がいた頃のポートマフィアは嫌いだったから』

中也「その、首の傷はなんだ?」

中也が指さしたのは、首に巻き付くように残っている傷跡

『これは、先代にやられた。僕がマフィアを抜けようとした事がバレたんだ、そして……兄さんと姉さんが殺された。勿論血は繋がってなかったけど、マフィアの中で一番可愛がってくれた。光を見ておいでって。そのすぐ後だった。僕の目の前で兄さんと姉さんは殺された、先代にね。この首の傷は、その時付けられたものだよ。中也達と見たような、大鎌で殺されそうになった。兄さんと姉さんが、ボスがエリス様を使わなければ死んでいた』

99話→←97話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
126人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

neko - 中也、一端夏目漱石さんと代わるよ。終わったらズッと君だよ。愛してるね。可愛い中也さん。 (2020年10月19日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - とても良い作品です!更新楽しみです! (2020年7月12日 21時) (レス) id: 957f187fe2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エリウ | 作成日時:2020年7月6日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。