98話 ページ18
『ワルキューレと話せるようになった、それと同時に僕は異能を完全に操れるようになった。完全解放じゃなきゃ自分で制御できる。でも、それに目を付けたのが先代ボスだった。高エネルギー異能生命体であるワルキューレを宿し、その力を操る僕は最高の兵器だ。ワルキューレと話すようになった僕は感情が豊かになってたから、勿論嫌がった。それでも、自分には破壊しかできないから、仕方なく従った。ただただ、マフィアの敵を屠った。半月もしない内に、中規模の敵組織を五つは潰した』
中也「一人で、潰したのか……?」
『いいや、雑魚は部下に任せて頭を僕が殺しただけ。どの組織の長も、僕の退屈は埋められなかった。全員、僕に呆気なく殺された。嫌だった、殺す事しかできない自分が。殺し以外の何かをしてみたかった』
中也「マフィアを、抜けたかったのか」
『そうだね、先代がいた頃のポートマフィアは嫌いだったから』
中也「その、首の傷はなんだ?」
中也が指さしたのは、首に巻き付くように残っている傷跡
『これは、先代にやられた。僕がマフィアを抜けようとした事がバレたんだ、そして……兄さんと姉さんが殺された。勿論血は繋がってなかったけど、マフィアの中で一番可愛がってくれた。光を見ておいでって。そのすぐ後だった。僕の目の前で兄さんと姉さんは殺された、先代にね。この首の傷は、その時付けられたものだよ。中也達と見たような、大鎌で殺されそうになった。兄さんと姉さんが、ボスがエリス様を使わなければ死んでいた』
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neko - 中也、一端夏目漱石さんと代わるよ。終わったらズッと君だよ。愛してるね。可愛い中也さん。 (2020年10月19日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - とても良い作品です!更新楽しみです! (2020年7月12日 21時) (レス) id: 957f187fe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリウ | 作成日時:2020年7月6日 15時