傍観者:92話 ページ43
オルブド区襲撃から2ヶ月が経ったある日
調査兵団は南方訓練所へ来ていた
この数ヶ月で調査兵団はかなり変わった
リヴァイ班は新たに104期生がなり、エレンが巨人化を操り、ライナー、ベルトルトが裏切り者だと分かり、ヒストリアは真の壁の王として冠を被った
『エレン、間違いないの？』
エレン「はい、恐らく」
リヴァイ、ハンジ、A、そして104期生が訓練所へ来たのわ訳がある
エレン「シャーディス教官」
訓練兵団教官、キース･シャーディスに会うためだ
エレンは礼拝堂でヒストリアに触れた際、エレンの父親
グリシャ･イェーガーの記憶を見たらしい
そしてその記憶の中に、ウォール･マリアの混乱の中、グリシャと会っていた人物の検討がついた
それがキース･シャーディス
第12代調査兵団団長だった
彼はAを地下街から連れ出し拾った人物でもある
エレン達はあの日何があったのか、父親が何をしていたのかをキースに聞きに来たのだ
結論から言えばキースは何も知らなかった
ただ、845年
壁が破壊されたあの日に、何があったのかだけは教えてくれた
エレンの父親、グリシャ･イェーガーとキースは知り合いだった
とは言っても、その知り合い方は普通では無い
20年前、シガンシナ区壁門の前に彼はいた
本当か嘘かは分からないが、彼は何故自分が壁の外にいるのか覚えていなかった
いや、それ所かグリシャ･イェーガーという自分の名前以外は殆ど何も覚えていなかった
何も覚えていないグリシャだったが、名前以外に唯一覚えている事が1つあった
それは自分が医者だったという事
キースに病院を紹介してもらったグリシャは医者として働き始め、やがては流行病から街をも救った
そしてエレンの母、カルラと出逢い結ばれた
カルラとグリシャの結婚とほぼ同時に、キースは第12代調査兵団団長に任命された
しかしそれでもキースは満足出来なかった
キースは自分を特別だと思いたかったのだ
無くした記憶など気にせず、医者として街を救ったグリシャ
分隊長になり、一度も自分の班から死人を出していなかったエルヴィン
自分が拾い、育て、たった14歳で兵士長となったA
人類最強と呼ばれる様になったリヴァイ
キースはコンプレックスを抱いていたのだ
特別な力を、才能を持った周りに
故に、自分も特別なのだと思いたかった
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エリウ(プロフ) - あるさん» ありがとうございます!!更新頑張ります！ (2022年7月30日 0時) (
レス) id: 7a0bf131de (このIDを非表示/違反報告)
ある - すごくおもしろいです！更新がんばって下さい！ (2022年7月30日 0時) (レス) @page40 id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！！ (2022年6月29日 20時) (レス) @page20 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリウ | 作成日時：2022年5月16日 8時
