89話 ページ40
『(また、置いてかれたな)……』
ケニーの元を去ったAは近くにあった丘に座っていた
少しすれば帰る筈だったが、どうも気分が晴れず座り込んでいる
『(帰らなきゃいけないのは分かってるけど)……だるいな』
リヴァイ「何がだ？」
振り返ると、リヴァイが立っていた
『…何か、ちょっと体がだるいなぁ〜、って。だからそろそろ帰ろう──』
リヴァイ「待て」
『？』
リヴァイ「聞きてぇ事が山程あると言っただろう、忘れたとは言わせねぇぞ」
『…忘れた、ほら帰るぞ』
リヴァイ「おいおいおいおい、待て待て。忘れたとは言わせねぇと言っただろうが、物覚えが良いてめぇが物事を忘れるなんざ一生ねぇだろうからな」
『そ、そんなに怒るなよ』
リヴァイ「……」
『リヴァイ？』
リヴァイ「そのヘラヘラした顔を今すぐ止めさせてやる」
『！？』
そう言うと、リヴァイはAを押し倒し起き上がれない様に肩を強く押し付けた
『リ、ヴァイ…何して…！？』
リヴァイ「多少痛てぇだろうが我慢しろ、これくらいやらねぇと、お前は逃げるだろうからな」
リヴァイの言う通り、こうでもしなければAは直ぐに逃げる
体術も優れているAは攻撃を仕掛けられても上手く避け、更には返り討ちにもする
今回の様に隙をつかなければ捕らえることは難しい
そして力も強めにしなければいけない
その細い体の何処から力が出るのか、成人男性を背負い投げする程の力も持つ
『リヴァイ、今すぐ退かないと僕と体術でやり合う事になるけど…！(コイツ、本気5割ぐらいの力出してやがるな！？痛てぇよ！？)』
リヴァイ「そうならねぇ為に、先手を打っ動きを封じたんだろうが。さっさと話せ、肩の骨を折られたくなかったらな」
『話す？何をだよ？別に話す事なんてない！』
リヴァイ「…そうか、それは残念だ」
リヴァイが力を強めた
『いっ…!!』
リヴァイ「俺は本気だぞ、言え。俺に何を隠してる、お前の本当の名前は何だ…！？」
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エリウ(プロフ) - あるさん» ありがとうございます!!更新頑張ります！ (2022年7月30日 0時) (
レス) id: 7a0bf131de (このIDを非表示/違反報告)
ある - すごくおもしろいです！更新がんばって下さい！ (2022年7月30日 0時) (レス) @page40 id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！！ (2022年6月29日 20時) (レス) @page20 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリウ | 作成日時：2022年5月16日 8時
