70話 ページ21
『エルヴィンがいないと、こんなにも不自由だとはね』
リヴァイ「俺達よりは頭が回るからな」
『最初は凄く気に食わなかった癖に』
リヴァイ「それはお前もだ」
『酷いなぁ』
リヴァイ「兵長！」
ジャンが2つの手帳をリヴァイに渡した
それは憲兵団が持つ身分証の様なもの
リヴァイ「さて、ストヘス区憲兵支部所属、マルロ･フロイデンベルク二等兵。同じく、ヒッチ･ドリス二等兵。お前達の処遇だが…」
2人がビクリとした
しかしこの際と思ったのか、それとも勢いか
ヒッチが強気に口を開いた
ヒッチ「貴方達のせいで、ストヘス区の人民が100人以上死にました！」
リヴァイ「あ？」
マルロ「おい…！」
ヒッチ「貴方達は自分が正義の味方のつもりなのかもしれませんが、被害者やその家族は突然地獄に落とされたんですよ！？」
リヴァイ「あぁ、知ってる」
ヒッチ「っ……あんた達、南方訓練兵団出身なんだってね。アニ･レオンハートと同じ、仲良かったの？」
ジャン「！」
ヒッチ「いや、友達なんかいなかったでしょ。あいつ暗くて愛想悪いし、人と関わるのを怖がってる様な子だったし。あいつの事まだ何も知らなかったのに、あの日以来見つかってないのは…巨人にぐちゃぐちゃにされて見分け付かなくなったからでしょ！？」
リヴァイ「いいや、潜伏してた巨人の正体がアニ･レオンハートだったからだ」
マルロ、ヒッチ「！？」
リヴァイ「全く、嫌になるよな。この世界の事を何も知らねぇのは、俺らも皆同じだ。この壁の中心にいる奴ら以外はな」
ストヘス区で暴れた女型の正体がアニ
それを知ったヒッチは絶句していた
『僕もリヴァイも部下を何人も殺されてね、酷い有様だったよ。それこそ君の言うように、ぐちゃぐちゃにされて』
ヒッチ「アニ、が……？」
『まぁ、責めるなら君じゃなくてアニ･レオンハートだけど』
リヴァイ「お前らは、俺達の出発と同時に解放する」
マルロ「リヴァイ兵長！俺に協力させて下さい！俺には貴方達が間違っているとは思えません！この世界の不正を正す事が出来るのなら、俺は何だってやります！」
リヴァイ「…何だ、お前は？」
マルロ「お願いします！リヴァイ兵士長！」
リヴァイ「ダメだ、お前に大勢を敵に回す覚悟があるかなんて俺には測れない、行くぞ。サシャ、2人をこの辺に拘束しろ」
サシャ「はい！」
ジャン「兵長！…俺にやらせて下さい」
リヴァイは数秒ジャンの目を見ると、任せると言った
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エリウ(プロフ) - あるさん» ありがとうございます!!更新頑張ります！ (2022年7月30日 0時) (
レス) id: 7a0bf131de (このIDを非表示/違反報告)
ある - すごくおもしろいです！更新がんばって下さい！ (2022年7月30日 0時) (レス) @page40 id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！！ (2022年6月29日 20時) (レス) @page20 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリウ | 作成日時：2022年5月16日 8時
