66話 ページ17
ハンジ「ごめん、サネスやA程上手く剥がせなくて…一体何枚剥がせばあんなに上手くなれるの？」
サネス「…数え切れねぇな。この狭ぇ壁の中で何故今まで戦争が起きなかったか分かるか？俺達第一憲兵が、この汚ぇ手で守ってきたんだよ。下手に利口な教師から、空を飛ぼうとした馬鹿な夫婦も、田舎の牧場にいたバイトも！全部俺達が消したから、人類はやってこられた！感謝されて当然なんだ！それをお前ら程楽しそうに人を痛めつける奴は見た事がねぇ！バケモンだ！」
サネス達第一憲兵は、表向きは普通の憲兵
しかし、本来の仕事は王政や壁の真実に不都合な人物を消す汚職だ
《下手に利口な教師》はエルヴィンの父
《空を飛ぼうとした馬鹿な夫婦》はアルミンの両親
そして《田舎の牧場にいたバイト》はヒストリアの母親だ
他にも、サネス達第一憲兵に殺された人は山程いるだろう
『別に拷問が趣味って訳じゃないけど、いけ好かない奴が苦しんでる様を見るのは好きだよ』
サネス「やっぱり、バケモンだ…でも、俺は怖くねぇんだよ。俺は、俺には、王がいる。俺は、この壁の安泰と王を信じている。俺達のやってきた事は間違ってないと、けどな……こんなに痛かったんだな」
『そうだよ、爪を剥がされるのはとても痛いんだよ。で、どうされたい？』
サネス「俺を、嬲り殺しにしてくれ。それが俺の、血に染った人生の全てだ」
リヴァイ「…休憩だ」
出ていく時、ハンジはサネスから血に染った人生の話を聞き可哀想だと言った
こんなに悲しい人生を語られるとは思っていなかったのだ
だが、サネスが秘密を言わずとも情報は得ていた
サネスと共に捕らえたもう1人の憲兵、ラルフ
彼はサネスとは違い、爪1枚で全てを吐いた
『根性無いねぇ、痛いのは分かるけどさ。もうちょっとくらい我慢出来たでしょ』
リヴァイ「情けない奴め、爪1枚で全部喋りやがって。サネスの爪はもう残ってねぇんだぞ、お前とは大違いだ」
ラルフ「知るかよ、そりゃあアイツの勝手だ。王だの平和だの暑苦しい奴で、俺らは迷惑してたんだ！アンタ達で、アイツを殺してくれ」
リヴァイ「お前の証言と一致するか確かめる迄はダメだ」
ラルフ「もう俺のゲロした事で当たってんのに、抜かりねぇな」
その後、Aとリヴァイ、ハンジは再びサネスの拷問に戻ろうとしたが、サネスは知っている事を急に話し出した
ラルフは爪1枚で情報を吐いた事、そして自分を殺して欲しいと頼んでいる会話を聞いて絶望した
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エリウ(プロフ) - あるさん» ありがとうございます!!更新頑張ります！ (2022年7月30日 0時) (
レス) id: 7a0bf131de (このIDを非表示/違反報告)
ある - すごくおもしろいです！更新がんばって下さい！ (2022年7月30日 0時) (レス) @page40 id: 7b913ff2ae (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！！ (2022年6月29日 20時) (レス) @page20 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリウ | 作成日時：2022年5月16日 8時
