五色工:ボロアパートでの日常 ページ7
時計の長針と短針が12で重なる
今は深夜12時
そして俺はテレビを見ながらボォーっとしてる最中だ
明日の仕事の事とか考えると憂鬱だ…
働いてる割には給料も良くないし…
そのせいでこのボロアパートから出られないでいる
壁が凄く薄いんだよな…
煩くするとすぐ隣部屋の人がすっ飛んで来るから細心の注意をはらわなきゃな…
ー翌日ー
会社の仕事が終わって、俺は真っ直ぐ帰路についた
部屋に入るなりテレビをつけて台所へ向かい手洗いうがいをする
ふと、テレビから懐かし音楽が耳に入ってくる
俺が高校生の時にブレイクしたバンドだ
またあのチームでバレーがしたい…
俺は懐かしさと買ってきたコンビニ弁当を噛み締めながらテレビに夢中になっていた
………最近
電気代がバカにならないからな…今日はすぐ寝るか……
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〘 解説 〙
《煩くするとすぐ隣部屋の人がすっ飛んで来る》
五色のアパートは壁が薄い、普段からテレビの音量には気を付けている筈だ。
当然、前日の夜は音量を小さくしている筈、帰ってきてテレビをつけても音量は小さいまま。
台所にいる五色に音楽が聞こえているという事は五色がいない間に、誰かがテレビをつけて音量を上げたという事になる。
つまり留守中に誰かが五色の部屋で生活している。
電気代が高いのもそのため。
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ほの花 - 怖いけど、面白い!! (2021年7月10日 23時) (レス) id: ee79ae4f81 (このIDを非表示/違反報告)
月島野乃 - 怖くてゾクゾクしました(涙)(^^)更新頑張ってくださいね( ^ω^ ) (2021年7月10日 19時) (レス) id: 39b7fcf3e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリウ | 作成日時:2021年7月10日 18時