不満な彼女は自由を求める【リヴァイ】 (ページ8)

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7話ページ8

『それにしても、本当に訓練兵団に入ってなかったの？動きめちゃくちゃいいんだけど』

「その筈です、訓練兵団の記録を調べましたが、名前は載っていませんでした」

『じゃあ才能だね…よし、ちょっといい事思い付いた』

「え、兵長？」

楽しそうな顔をすると、Aは立体機動で木から降りてきたリヴァイの前に立った

『凄いねリヴァイ、兵団の中でもトップクラスの動きだ。そこで1つ提案がある』

リヴァイ「提案？」

『僕と鬼ごっこしよう』

鬼ごっこ、という単語を聞いた他の兵士達が顔を青くした

「兵長！？今、鬼ごっこと言いましたか！？」

『うん！言ったよ！』

「鬼ごっこをするんですか！？」

『うん！』

「リヴァイと！？」

『うん！ワクワクする!!』

ウキウキにテンションが上がるAと対極に、顔を青くする兵士を見てリヴァイ達3人は不思議がった

何がそんなにまずいのか

『さ！鬼ごっこしよう！制限時間内に僕を捕まえられればリヴァイの勝ち、捕まえられ無かったら僕の勝ち。ハンジ！時間測ってね！』

ハンジ「任せてくれ！あぁ、興奮するねぇ！」

リヴァイ「おい、俺はやるなんて一言も──」

『君が勝ったら、一つだけ何でも言う事を聞こう。何なら、兵団の機密情報を教えてもいい』

リヴァイ「！」

『兵長である私や、分隊長クラスにしか教えられない情報だ、興味あるだろう？』

リヴァイ「…本当だな？」

『勿論、僕は嘘が嫌いだからね。君が僕に勝てば、情報を欲しがるなら、惜しみなく提供しよう』

リヴァイ「いいだろう」