不満な彼女は自由を求める【リヴァイ】 (ページ47)

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46話ページ47

直後

女型が息を吸ったかと思うと、突然叫んだ

その声の大きさは凄まじく、全員が耳を塞いだ

リヴァイ「てめぇ、ビックリしたじゃねぇか。大丈夫か、A」

『あぁ、助かった…危なかったよ』

リヴァイ「軽すぎるのも考えもんだな」

そう言われるAは、リヴァイに足を掴まれ逆さになっていた

女型が叫んだ時、その声の大きさと振動で体の軽いAは落ちかけたのだ

間一髪でリヴァイが咄嗟に左手でAの足をつかんだ為落ちはしなかった

リヴァイに引き上げられると、Aはイラつきながら女型の頭を睨み付けた

『落ちそうになったじゃん、怪我したらどうすんのさ。まぁ、君はもうすぐ外に出られるみたいだし。無駄な抵抗だと思うけどね』

しかしそうはいかないとでも言うのだろう

ミケが匂うとエルヴィンに伝えた

エルヴィン「方角は」

ミケ「全方位から多数、同時に」

エルヴィン「発破用意を急げ！」

ミケ「エルヴィン！先に東から来る、直ぐそこだ！」

エルヴィン「荷馬車護衛班、迎え撃て！」

荷馬車護衛班である3人の兵士が向かって来る5体の巨人を迎え撃った

しかし巨人は3人を無視して女型の方へ向かって来た

「5体突破します！」

「リヴァイ兵長！A分隊長！」

リヴァイ「おいテメェ、さっき何かしやがったな」

『このクソ女が』

向かって来た巨人をリヴァイとAが2体ずつ仕留めた

だが身長の低い3m程の巨人が突破し、女型の足にかぶりついた

そして同時に全方位から巨人が集まってきた

「全員戦闘開始！女型の巨人を死守せよ！」

その場にいる兵士達が一斉に巨人と戦闘を開始した

『(さっきまで来なかったじゃん…)どれだけの仲間が死んだと思ってる……！』

巨人「うおぉああぁ」

『死ね！お前ら全員項を削いでぶち殺す！』

兵士達が必死で集まってきた巨人を倒す

しかしどれだけ倒しても巨人は湧いて出てくるかの様に出現し、女型の巨人を食い散らかす

『(クソ！キリがない！)このままじゃ──』

エルヴィン「総員撤退！」

『！』

エルヴィン「陣形を再展開！カラネス区へ帰還せよ！」