不満な彼女は自由を求める【リヴァイ】 (ページ43)

今日:44 hit、昨日:5 hit、合計:104,693 hit

女型の巨人:42話ページ43

その約1か月後

第57回壁外調査が実施された

その中にはエレンの同期でもある104期生もいた

門が上がり、廃墟となったウォール･マリアへと調査兵団は足を踏み入れた

途中、10m級の巨人と遭遇したが援護班に任せ他は進んだ

エルヴィン「長距離索敵陣形、展開！」

エルヴィンの指示と共に、兵士達が一斉に散らばって行った

『じゃあね、リヴァイ。巨人の血で汚れない事を祈るよ、汚れたら拭けばいいと思うけどね』

リヴァイ「うるせぇ、笑いながら言うな」

『はいはい…ペトラ』

ペトラ「はい！」

『約束、覚えてるね？』

ペトラ「は、はい！勿論です！」

『うん、宜しい。じゃあ、後でね！』

リヴァイ班に手を振るとAは自分の班員を連れて持ち場に着いた

Aの持ち場は次列中央

指揮をするエルヴィンの場所だ

『全く、護衛なんか付けなくたってお前死なないだろ？』

エルヴィン「念には念をだ」

『心配性だなぁ』

リーガン「そういえば分隊長、リヴァイ班の奴と話してましたけど、何を話してたんですか？」

『あぁ、あれは約束の確認』

リーガン「約束？」

『そ、帰ったらドーナツ食べようねって約束したんだ』

リーガン「ドーナツですか、オレは苦手っすね。甘いだけで──」

『そんな事言ってるとまた骨折するぞ』

リーガン「それは嫌っす！」

『まぁ、目的地まで着ければ骨折の可能性は少し低くなるだろうけど』