不満な彼女は自由を求める【リヴァイ】 (ページ39)

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特別作戦班:38話ページ39

エレンが調査兵団預かりになってから数日

Aは暫くの間ハンジと共に行動していた

トロスト区で捕らえた2体の巨人の実験に付き合っていたのだ

ハンジ「エレンはリヴァイ達といるんだろう！？」

『だろうね、多分食堂あたりじゃな──』

ハンジ「じゃあ早速食堂へ行こう！」

『ちょ！？』

ハンジと共に旧調査兵団本部に来たはいいが、ハンジはエレンに会えるとテンションが上がり切っている

『そんなに急いだら扉にぶつかるかも──』

ガンッ！

言ったそばから、ハンジは閉まっていた扉に激突した

ハンジ「こんばんはぁ、リヴァイ班の皆さん。お城の住み心地はどうかな？」

閉まっていた扉が開くと、エレンを含めたリヴァイ班が丁度お茶を飲んでいる所だった

リヴァイ「早かったな」

ハンジ「いても立っても居られないよ！」

エレン「ハンジ分隊長、A分隊長」

『久しぶり〜』

ハンジ「お待たせエレン。私は今、街で捕らえた2体の巨人の生態調査を担当しているんだけど、明日の実験にはエレンも協力してもらいたい。その許可を貰いに来た」

エレン「実験、ですか？俺は何を──」

ハンジ「それはもうっ……最っ高に滾るやつをだよ!!」

興奮気味にエレンを見るハンジ

しかしエレンの権限を持っているのはエレンではなくリヴァイだ

許可を貰うならリヴァイに貰わなければいけない

ハンジ「リヴァイ、明日のエレンの予定は？」

リヴァイ「……庭の掃除だ」

ハンジ「なら良かった！決定！エレン、明日は宜しく！」

エレン「あ、はい。それで、巨人の実験とは？」

エレンが気になったのだろう

しかしそれを聞いたAはそそくさと食堂を出た

ハンジに巨人の実験等の話をすると止まらないからだ

そのすぐ後にはリヴァイ班も出てきた