不満な彼女は自由を求める【リヴァイ】 (ページ37)

今日:21 hit、昨日:5 hit、合計:104,670 hit

36話ページ37

ナイル「此処で人を殺せば、罪になるぞ！」

『罪になるかどうかは君が決める事じゃない、全ての決定権は総統にある。ですよね、総統？』

ザックレー「あぁ、全ての決定権は私に委ねられている」

『だ、そうだ。つまり此処でコイツを殺しても、総統の判断次第では罪にならない。だから、殺してもいいよね？』

額に銃口を突き付けられた兵士は腰を抜かす寸前だ

エルヴィン「待てA」

『待つ事が僕にメリットある？』

エルヴィン「待てと言っている」

『………はいはい』

エルヴィンの目を見てAはしょうがなく銃を下ろした

エルヴィン「総統、御提案があります」

ザックレー「何だ」

エルヴィン「エレンの巨人の力は、不確定な要素を多分に含んでおり、危険は常に潜んでいます。そこで、エレンの管理をリヴァイ兵士長とAに任せ、その上で壁外調査に出ます」

ザックレー「エレンを伴ってか？」

エルヴィン「はい、エレンが巨人の力を制御出来れば、人類にとって利がある存在かと。その調査の結果で判断して頂きたい」

ザックレー「エレン･イェーガーの管理か…出来るのか、リヴァイ、A」

リヴァイ「殺す事に関しては間違いなく、問題は寧ろ、その中間が無い事にある」

『彼が素直に指示や命令に従うなら問題ないでしょう、言う事を聞かなかった場合は即殺すので、ご安心下さい』

ザックレー「…………結論は出た」

ザックレーの結論

それを3つの兵団、貴族、議員、全員が耳を傾けた