不満な彼女は自由を求める【リヴァイ】 (ページ35)

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34話ページ35

そして今度はミカサも疑われ始めた

「アイツもだ、人間かどうか疑わしいぞ！」

「そうだ！念の為解剖でもした方が…！」

エレン「待って下さい！俺は化け物かもしれませんが、コイツは関係ありません！無関係です！」

「信用できるか！」

エレン「事実です！」

「庇うって事はやっぱり仲間だ！」

エレン「違うっ!!!!」

ガシャンッ！

エレンの鎖が棒に当たり、その場がシンと静まった

エレン「其方も、自分達に都合のいい憶測ばかりで、話を進めようとしている」

ナイル「な、何だと…！？」

エレン「大体あなた方は、巨人を見た事もないくせに、何がそんなに怖いんですか？力を持ってる人が戦わなくてどうするんですか、生きる為に戦うのが怖いって言うなら、力を貸して下さいよ。この、腰抜け共め……！」

ナイル「何…！？」

エレン「いいから黙って、全部俺に投資しろぉっ!!」

ナイル「っ……構えろっ！」

「はっ！」

ナイルの指示で憲兵団の一人が銃をエレンに向けた

その時

バキッ！

リヴァイが思い切りエレンの顔面に蹴りを入れた

『あらら』

リヴァイは容赦なくエレンを殴り、蹴り続ける

それは歯が折れて取れる程だ

リヴァイ「これは持論だが、躾に一番効くのは痛みだと思う。今お前に必要なのは、言葉による教育ではなく教訓だ。しゃがんでるから丁度蹴りやすいしな」

そして再びエレンを蹴り始めた

『わぁ、顔が血塗れ』

ナイル「と、止められないのかA！？」

『は？何で？別に止めれるけど止めないよ、リヴァイの好きにやらせればいい』

ナイル「……待て、リヴァイ」

リヴァイ「何だ？」

ナイル「危険だ、恨みを買ってソイツが巨人化したらどうする…！」