不満な彼女は自由を求める【リヴァイ】 (ページ23)

今日:23 hit、昨日:5 hit、合計:104,672 hit

初陣:22話ページ23

3週間後

壁外調査が実施された

門が開き、兵士達に緊張が走る

外へ出ると、空は青く澄み渡り、鳥が飛んでいた

団長であるキースが指示を出すと、それぞれが一斉に散っていった

リヴァイとA達は左翼前列

エルドに頼んだAの班の反対側だ

『あの子大丈夫かな、小指ぶつけてたりして…やばい、また、笑いそう……！』

リヴァイ「おいA、周りをしっかり見ろ。いつ巨人が来るか分からねぇんだぞ」

『分かってるって…ふっ、くくっ……(笑いが…！)』

Aが笑いを堪えていると後ろの方で信煙弾が上がった

色は赤

巨人発見の合図だ

『おー、噂をすれば巨人だ。それにしても、左翼中央なんて、前列は遭遇しなかったのにね』

リヴァイ「横から突っ込んで来たんだろう」

『だろうね』

続けて緑の信煙弾が上がった

進路決定の合図だ

『このまま進む、って事は仕留めろって事か。丁度いいや、３人とも、初陣だよ』

オルオ「い、行くんすか！？わざわざ！？後ろですよ！？」

『後ろに任せてもいいけど、折角近くなんだから君達に巨人を見てもらおうと思ってね。それに、前列はともかく横から突っ込んで来られるのが一番嫌だしね』

ペトラ「横から来られると、陣形を乱される可能性がある、という事ですね？」

『そう、エルヴィンが考案した長距離索敵陣形。いかに巨人と遭遇せず、目的を果たすか。でもこの陣形を用いても、横から来られるのは少々痛い。前回の壁外調査でも、右翼中央から来られて何人も死んだ』

リヴァイ「俺とAがカバーする、行くぞ」