19話 ページ20
『リヴァイと僕の班は基本的に一緒に行動するけど、巨人が出たら油断は出来ないからね。ま、とりあえずリヴァイをお手本にしとけば慣れるよ』
ペトラ「はい…」
『ペトラ、そんな暗い顔しないしない！確かにいつ死ぬか分かんないけど、だからこそ今を楽しまなきゃだよ。僕ペトラが入団してくれて嬉しいんだよね』
ペトラ「本当ですか！？」
『うん、女性兵士は中々いないからね。しかも優秀だと来た、心強いよ』
「ありがとうございます！」
喜ぶペトラを見ながら、Aは再び談話室へ3人と戻った
？「A分隊長、お疲れ様です」
リヴァイと共に談話室にいたのはリヴァイの部下
エルド「エルド･ジン、君達と同じ、リヴァイ兵長の部下だ。よろしく」
ペトラ、グンタ、オルオ「よろしくお願いします！」
リヴァイ「案内は終わったのか？」
『まぁ、大体は。あぁ、ハンジの研究室には気を付ける様にも言っておいた。新入りには、余りにも危険極まりないからね』
リヴァイ「その危険な場所に躊躇いなく入るのはどこのどいつだ？」
『僕だね』
リヴァイ「いつか実験体にされるぞ」
『まさか、流石のハンジでもそれは』
リヴァイ「………」
リヴァイの無言の圧にAは自信が無くなった
もしかしたら、いつか本当に実験体になるのでは……
『どうしよう、何かゾクッときた…』
そんな2人のやり取りを見て、ペトラが微笑ましく笑った
ペトラ「仲が良いんですね、まるで恋人みたいです」
リヴァイ「恋人だが？」
「………………………え？」
リヴァイとA以外の全員が唖然とした
『おい、リヴァイ』
リヴァイ「ペトラといったな、話し相手は大変だろうが悪いヤツじゃねぇ」
『リヴァイ』
リヴァイ「 グンタ、オルオ、エルド。虫が近付いて来たら、直ぐに俺に教えろ」
『待て、リヴァイ』
リヴァイ「コイツは俺の女だ」
『リヴァイ！？』
リヴァイ「あ？何恥ずかしがってんだ、昨日もあれだけ善がって──」
ドンッ
リヴァイの言葉を遮って、Aが絞め技でリヴァイをはっ倒した
リヴァイ「おい、何しやがる……痛てぇだろうが、苦しいから離せ」
そして絞め技を喰らいながらも話せるリヴァイもまた化け物並に凄い
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作者名：エリウ | 作成日時：2020年9月17日 21時
