不満な彼女は自由を求める【リヴァイ】 (ページ12)

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11話ページ12

『あ、いたいた。ファーラン、イザベル、リヴァイ』

会議が終わるとAは直ぐに3人を探しに行った

思いのほか直ぐに見つかった為時間は掛かっていない

『次の壁外調査、君達も連れていくから』

イザベル「壁外調査！」

『イザベルは楽しみだろう？鳥も見た事ないのが飛んでると思うよ。けど、同時に教えておく事がある』

イザベル「？」

『絶対に気を抜かない事』

リヴァイ「そんな事分かっている」

『分かっている分かっていないの問題じゃないんだよ』

ファーラン「俺達が直ぐにやられるって言いたいのか？」

『否定はしない、壁外調査での死人は新兵が半分以上だ。壁外調査は外を見られると同時に、常に死が隣にある。君達が優秀なのは分かる、でもそれと巨人は別』

イザベル「巨人くらいちゃちゃっとやっちゃえばいい！」

『イザベル、それが出来るなら死人は出ない。まぁ、行けば分かるさ。自由と引き換えに、地獄も見る。アイツらはね、人とは違うんだ。泣き叫ぶ仲間を、バリバリ食べて、血を撒き散らす。その地獄を見る覚悟はあるかい？』

イザベル「そ、そんなのはあるに決まってんだろ！」

ファーランとリヴァイを見ると、2人も覚悟はあるという顔をしていた

『覚悟はあるね、じゃあ後は忠告だ』

リヴァイ「忠告？」

『単独行動、独走、指示無視はやめた方がいい。いの一番に死ぬ、死にたいなら話は別だが』

いつもニコニコしているAが、酷く冷たい目で3人を見た

リヴァイ「(何だコイツ、急に雰囲気が変わりやがった)……分かっている」

『なら良し！壁外調査頑張ろうね〜』

Aが去ると、イザベルが戸惑いながら口を開いた

イザベル「アイツ、急に変になったな」

ファーラン「あぁ、雰囲気がガラリと変わった」

リヴァイ「……読めねぇ奴だ、気を付けとかねぇとな」