【喧嘩松】泣いて 笑って 頼ってよ【おそ松さん】

7話「安心する声」 ページ7

《停学処分







相手に重度な怪我を負わせた為、"有栖川蓮"を一ヶ月間の停学に処する｡》


＿＿ざわざわ


「嘘、蓮君いい人そうだったのにね…」


「確かに…」


やっぱり…だよね……


実はあのあと、先生に見つかって止められた


誰も蓮に何もしてないから、蓮の一方的な暴行と見なされた


そして蓮は………


停学処分を受けた


おそ松君は、病院に入院する事になった



＿＿



＿＿コンコンッ


「………あ、いーよー」


＿＿ガラッ


チョロ松「じゃ、また来るね」


十四松「じゃあね！おそ松兄さん！！」


おそ松「おーう」


トド松「お大事にー」


一松「……じゃ」


カラ松「無理はするんじゃないぞ？」


おそ松「はいはい、わぁってますよ」


＿＿ガラッ


A「その、おそ松……君」


おそ松「んー？どしたの？」


A「ご、ごめんなさいっ！！！！！」


おそ松「え……？」


私が、蓮の代わりに


A「蓮があんな事して、本当にごめんなさい！！！」


許すと言われるまで、何度だって謝る


おそ松「いや…別にいーよ？Aが気にしなくて｡


俺、喧嘩とか慣れてるし」


それは聞いたけど……やっぱり


A「それでも、私は償いたい｡


おそ松君が怪我したんだから、何かしたい」



おそ松「でも、怪我したのはお前のせいじゃないだろ？」


A「いいや、蓮の責任は私の責任でもあるの…」


おそ松「………そっか｡


あのさ、俺の前では、我慢しなくていいから｡


そんなに泣きたいなら、泣いていいんだぜ？


お前が泣きたい時は、俺が胸を貸すから…」


おそ松君……


変だよね


私、おそ松君の為にきたはずなんだけどなぁ……


なんか、私が慰められてる


しかも、おそ松君の安心する声を聞いて、凄く涙がこぼれ落ちそう


おそ松「ほら………来いよ」


そう言っておそ松君は手を広げておいでとした


嗚呼、何だろな……


今だけは、許して………


今だけは、甘えさせて…！


＿＿ギュッ！！！


A「ううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ………;;;


ごべんねおそ松ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅん……！！」


本当に、ごめんなさい……


そして、こんな私を構ってくれてるおそ松君


安心したのか、たくさん泣いた＿＿＿



＿＿



トド松「おそ松兄さんは、おそ松兄さんだねぇ……」


カラ松「まぁ、これがおそ松だからな…」


チョロ松「そうだね……」

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