夜ご飯 ページ8
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「あー、うま!Aのお世話は大変だったわー!」
「すみませんでした…。」
「ははっ。笑冗談だよ。Aとご飯来れたから、チャラね。」
やっと、全部の資料の修正が終わって、藤ヶ谷さんおすすめの焼き鳥屋さんに連れてきてもらった。
美味しそうにビール飲んだり、焼き鳥に目を輝かせたり、仕事中の藤ヶ谷さんとギャップがありすぎる…。
めっちゃ可愛い……。
不覚にも、そんなことを考えてしまった。
「ほら、遠慮しないでいっぱい食べて。」
「藤ヶ谷さん見てるとすっごく美味しく感じます笑」
「それどういう意味?笑褒めてる?」
「もちろん。」
「ならよし。ほら、これも美味しいよ。」
藤ヶ谷さんは私のお皿に次々とおすすめを乗せてくる。
本当に、優しくていい人だなあ。
なんて思って、楽しい時間を過ごした。
それにしても、藤ヶ谷さんの目がだんだんとトロンってしてきてる気がする。
「あっちいなー、」
お酒で酔いが回ったのか、藤ヶ谷さんがスーツのネクタイを緩め始めた。
い、色気がムンムンすぎて、なんか、、危ない!
「ふ、藤ヶ谷さん、ボタン止めて。」
慌てて私は藤ヶ谷さんの手を止めようとした。
「なんでー?」
藤ヶ谷さんが私の手を引き寄せてくる。
「えっ、」
「ドキドキしちゃう?」
藤ヶ谷さんの目が私を優しく見つめる。
鼓動はもう追いつかないくらい加速していた。
藤ヶ谷さんのトーンの低い声が、スッと入ってきて、胸を締め付けてくる。
「藤ヶ谷さん、酔いすぎですよ。」
平然を装って座り直したけど、もう全然平気なんかじゃなかった。
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ぱん(プロフ) - 桃色さんさん» 藤ヶ谷くんとそんなことになったら眠れませんよね笑(*゚∀゚*)続きもよろしくお願いします!! (2020年1月27日 7時) (レス) id: a126447306 (このIDを非表示/違反報告)
桃色さん - 結婚したら毎日こうなるのかな?と思ったら自然と笑みがこぼれたりしますよね。あんな事やこんな事とか。また幸せが続くといいですね。続き待ってます。 (2020年1月27日 0時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん(プロフ) - 桃色さんさん» コメントありがとうごさいます…!ぜひこれからの展開も楽しみに読んでいただけれたらと思います(*´∀`) (2020年1月20日 16時) (レス) id: a126447306 (このIDを非表示/違反報告)
桃色さん - いい話しですね。忘れられない、けど何か思い出してしまう。そんな切ない感じの、私も気持ち分かりますし、好きですよ。続き待ってます。 (2020年1月20日 0時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nanami | 作成日時:2020年1月12日 23時